追放されたハズレ聖女が皇帝の寵愛を受けたら、大帝国の守護聖女と呼ばれて伝説になりました
(神様の許可を得れば、大好きな人と想いを通じ合わせられる……。それをもっと多くの聖女が知れば、みんなも幸せになれるんじゃないかしら……?)
国を守ると決めたせいで、愛する人を諦めなければならない。
そう思い込まされていた、今までがおかしかったのだ。
(私だけが特別になるなんて、そんなのずるいわ……)
どうせなら、この世界で生きとしいける聖女全員に、伝えたい。
恋を諦める必要はないのだと。
これ以上ひとり寂しく民を守り続け、生涯を終える聖女達を増やしたくなどなかった。
(そうと決まれば、さっそく行動に移しましょう!)
ラシリネは壁際に控えていた使用人を呼んで身支度を整えると、勢いよく執務知室に繋がる隣の部屋を開け放つ。
「陛下!」
礼儀正しいラシリネが、朝の挨拶すらも省略して呼びかけてくるなど思いもしなかったのだろう。
彼は目を丸くしながら、口元を綻ばせて告げる。
国を守ると決めたせいで、愛する人を諦めなければならない。
そう思い込まされていた、今までがおかしかったのだ。
(私だけが特別になるなんて、そんなのずるいわ……)
どうせなら、この世界で生きとしいける聖女全員に、伝えたい。
恋を諦める必要はないのだと。
これ以上ひとり寂しく民を守り続け、生涯を終える聖女達を増やしたくなどなかった。
(そうと決まれば、さっそく行動に移しましょう!)
ラシリネは壁際に控えていた使用人を呼んで身支度を整えると、勢いよく執務知室に繋がる隣の部屋を開け放つ。
「陛下!」
礼儀正しいラシリネが、朝の挨拶すらも省略して呼びかけてくるなど思いもしなかったのだろう。
彼は目を丸くしながら、口元を綻ばせて告げる。