理王くんの甘い罠
そう言うと彼はぶわっと顔を赤らめて、「諦めませんから!!」とか言いながら走って行ってしまった。


「……何あれ?」

「さあ?前に迷子になってたところ、階段あっちだよーって教えた子なんだけど……」

「へえ〜あれ?もしかして好かれちゃった?悪い女ぁ〜!」

「まさか!そんなわけないじゃん〜それより、帰りいつものカフェ行かない?パフェ食べたい」

「お!いいね!」


パフェ楽しみだなぁなんて、私は呑気に浮かれていた。

あの子のことなんて、気にせずに。




次の日。


やばいやばい、寝坊した……!!


夜、莉子と長電話していたせいですっかり寝坊してしまった。


最低限の支度だけして、急いで家を飛び出る。



走ればバスに間に合う……!!

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