〜癒しcaffeへようこそ2(それぞれの恋路編)〜

作戦

ところ変わって、此処は癒しcaffeです。



最近来なくなってしまった敬介さんと奈帆さんを、薫さんと聡子さんの2人はとても心配していました。



「最近、敬介さんと奈帆さんがパッタリこなくなってしまいましたね…お二人に、何かあったんでしょうか⁇奈帆さんに連絡しても、最近忙しいからと言われてしまいましたし…でも、まるで示し合わたように2人して来なくなるなんて、絶対に2人に何かあったんですよ⁉︎こうしちゃあいられない⁉︎私奈帆さんのお家まで行ってみます⁉︎」   



お節介が少したまに傷の聡子さんは2人のことを心配し過ぎて奈帆さんの自宅まで行こうとエプロンを脱ごうとしています。



「まあまあ聡子さん⁉︎あの2人の事が心配なのは分かりますが、今はそっとしておいたほうがいい⁉︎もし今聡子さんが変に2人を刺激したら、事が拗れてしまうという事態になり兼ねます。あの2人が心配な気持ちも分かりますが、今はそうっとしておいて、また2人が来店してくれるのを待ちましょう」



やっぱり薫さんは落ち着いていて大人の回答です‼︎



でも、聡子さんは少し腑に落ちなそう…



「でも、ここの所私全然お客様の悩みや、困っている人の助けになって癒してあげる事が全くできていないんです…これじゃあ私は居ても意味がないみたい…私って役に立っているのかなって落ち込んでしまうんです」



聡子さんはここの所ずっと抱いていた自分の気持ちを思わず薫さんに吐露してしまいました⁉︎



最近では、聡子さんのお客様への気持ちを煙たくお節介がるお客さんがいたり、逆に触れらたくないという人も多くいる為、聡子さんは自分のお節介な性分が逆に良くないのではないかと悩んでしまうのです。



そんな聡子さんの本音を聞いて、薫さんは少し険しい表情になっています…



「役に立っていないなんて、そんな事絶対にありません。聡子さんはお店にいてくれるだけでお店の雰囲気が華やいで、居てくれるだけでみんな癒されているんです。それに私だって、いつも聡子さんに元気をもらっていますよ‼︎聡子さんは居てくれるだけでいいんです。だから自分が役に立ってないなんて、悲しい事を言わないでください」 



薫さんがいつになく憤って饒舌になっています。



聡子さんを慰めるために思わず口に出してしまった言葉ですが、気づいているのか…いないのか⁇薫さん‼︎それはもう、立派な告白ですよ⁉︎



「そうですかね…薫さんにそう言っていただけると少しは元気が出ます…」




あらあら…鈍い聡子さんは薫さんの告白のような言葉にも気がついていませんね…



薫さんは聡子さんが自分の言った告白のような言葉に気が付いていないことに少しホッとしながらも、がっくりと肩を落としました⤵︎



🎵カランカラン🎵



2人がそんなやり取りをしていると、負のオーラを放ったあの人が薫さんより更にガックリと肩を落として来店しました…



「いらっしゃいませ‼︎敬介さん、お久しぶりです‼︎って、そんなに落ち込んで肩を落としてどうされたんですか⁇失礼ですけど、負のオーラが出まくりですよ⁇」



聡子さん…それはあまりにも直球です…



でも、聡子さんが言うのも無理はありません…今の敬介さんからは、負のオーラが出まくっているんです…



「あ〜聡子さん…僕ってそんなに負のオーラが出ていますか⁇」



敬介さん…弁解もできないくらい落ち込んでしまっていますね…



敬介さんは落ち込みに落ち込んで、背中や全体に負のオーラを放ちながら、トボトボとカウンター席に座りました⁉︎



「いらっしゃいませ敬介さん‼︎いつものブレンドコーヒーでいいですか⁇」



薫さんは落ち込みに落ち込んでいる敬介さんに気を遣いながらも、いつも敬介さんがNo.1だと言って飲んでいるコーヒーを提供して、少しでもリラックスしてもらう事にしたようです。



流石薫さん‼︎薫さんなりの優しい気遣いですね‼︎



「差し出がましいようですけど、敬介さん⁉︎そんなに落ち込んでどうされたんですか⁇今の敬介さんは、明らかに落ち込んでいて、もう見ていられない程酷い状態です⁉︎もし差し支えなければ、私にその落ち込んでいる理由を打ち明けて、少しでも楽になりませんか⁇」



聡子さんは敬介さんの辛い落ち込んだ胸の内を優しく諭すように敬介さんに優しく話しかけました‼︎
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