〜癒しcaffeへようこそ2(それぞれの恋路編)〜

告白

🎵カランカラン🎵



「いらっしゃいませ。あれ⁇六助さんに、澄子さん⁉︎」



お店の呼び鈴が鳴って現れたのは、長年の常連さんである六さんと、澄子さんです。



2人揃ってご来店なんて珍しいですね⁈



しかも六さんは、いつも来店するのはモーニングの時間帯なのに、現在の時刻はpm14:00。こんな時間に、しかも澄子さんも一緒にご来店なんて、一体どうしたのでしょう⁇



聡子さんは珍しく2人で訪れた六さんと澄子さんに首を横に傾げて⁇顔です。



「珍しいですね⁉︎2人揃ってご来店なんて⁇」



2人での珍しいご来店に聡子さんは驚かずにはいられません…



「今日は、澄子さんと2人で聡子ちゃんにお見合い話を持ってきたんだ⁉︎」



昔ながらの古い体質の2人は、今ではすっかり目にしなくなった昔懐かしの紙のお見合い写真を持参しています。



「お見合いって…私にですか⁇ちょっと待ってください2人共⁉︎」



急に2人でやってきて、いきなり差し出されたお見合い写真に聡子さんはすっかり困り顔…



キッチンでそんな3人のやり取りを聞いていた薫さんは顔が強張って大焦りです⁉︎



「私の手芸教室に来ている人の息子さんなんだけど、本当に感じの良い人なの⁉︎聡子ちゃんは本当に器量良し、性格良し、おまけに体も丈夫な良い子だから、その息子さんに是非紹介したくて…どうかしら⁉︎急な話だけど、本当に良い人だから、一度会ってお話ししてみない⁇」



お見合いのお相手は、澄子さんの手芸教室に来ている方の息子さんなんですね‼︎



今の世の中、結婚したい独身男性なら沢山いますもんね⁉︎澄子さんが太鼓判を押したお勧めの男性なら、条件も申し分のない本当に良い人そう…



どうするんですか⁇薫さん⁉︎可愛くて気立の良い聡子さんをお見合い相手の男性に持って行かれてしまいますよ⁇



聡子さんはうーんと唸りながら考えて、お見合い相手の方の写真に手を伸ばして中身の写真を拝見しようとしています。



本当に聡子さんが他の男性とお見合いしてしまったらどうするんですか⁇薫さーん‼︎



その時…



「ま、待ってください」



心中穏やかじゃなくなって遂に耐えきれなくなった薫さんが、お見合い写真に手をかけようとした聡子さんと澄子さんの間に割って入りました‼︎



聡子さんは「んっ⁇」と不思議顔です。鈍い聡子さんにはどうして薫さんが割って入るのか分からないようです。



「待ってください‼︎お見合いするのは…」



薫さん…やっと行動に起こせましたね‼︎聡子さんはやはり不思議そうに割って入った薫さんの顔を不思議顔で見ています。



「えっと…それはどういう…⁇」



急にお見合いを止められるものだから、聡子さんが困惑してしまっています…



そんな聡子さんに薫さんは生唾を飲んで覚悟を決めたように言葉を発しました。



「聡子さん…お見合いなんてしないでください…私は聡子さんにお見合いをして欲しくないんです」



薫さんは決意したようにハッキリと言葉を発しました。



「お見合いをして欲しくないって…どうしてですか⁇」



聡子さんはやっぱりまだ薫さんの気持ちが分からないようです…



聡子さんはきっとその鈍さで今まで行為を寄せている男性がいても気が付かなかったのかもしれないですね…


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