〜癒しcaffeへようこそ2(それぞれの恋路編)〜
「これは有難い。やっぱり朝の栄養はこの店で摂らないとダメだな」



六さんは薫さん特製の栄養たっぷりほうれん草とジャガイモのキッシュを食べてブレンドコーヒーも飲んでほっと一息。



「六さんの栄養管理は私の仕事ですからね。またご来店ください」



薫さんは六さんに丁寧に挨拶をしました。



am8:00



「おはようございます。あっ‼︎六助さん⁈」



就業時間のam8:00になると、聡子さんがやって来ました。



「聡子ちゃん‼︎今日も可愛いねー」



看板娘の聡子さんに六さんはデレデレです。



「またまたー⁉︎そんな事を言っても何もサービスしませんよ」



聡子さんは六さんの囃し立てる様な言葉を交わすのもお手のもの‼︎



日課の様に言い残して行く六さんの言葉もひょいっと簡単に交わしてしまいました。



「あー聡子ちゃんは今日も可愛いなー‼︎こんなに可愛いくちゃあ早くしないと誰かに持って行かれちゃうなー」



あらあら六さん…言い方があまりにも露骨ですよ…



六さんの言葉に薫さんの眉間がピクッと反応します…



表には出しませんが、六さんにそう言われて薫さんは心中穏やかではなさそうです…



「嫌だなー‼︎六助さん‼︎私なんて誰も貰い手がつきませんよー」



鈍感な聡子さんは六助さんの煽りにも全く気が付いていない様子…



「そんな事ないだろう⁇何なら俺が良い奴紹介してやろうか⁇」



キッチンの薫さんはまたドキリ⁉︎



「六さん⁉︎そろそろ店を開ける時間ですよ」



六助さんの煽りを遮る様に、遂には耐えられなくなった薫さんが焦り顔で会話に割って入りました。



「分かった分かった‼︎俺は帰るよ。じゃあな、聡子ちゃん‼︎」



常連の六助さんは薫さんの気持ちを察したのかそそくさと帰っていきました。



聡子さんの紹介話を回避できて、薫さんはホッと一安心…


鈍感な聡子さんはあまり会話の意図や話の裏側が分からない様で、「んっ⁇」と首を横に傾げました…
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