本当の私を知られたら終わる恋だと思っていたのに、彼の溺愛が止まりません
「違うんです!これには理由がありまして・・・」
「どんな理由だい!きれいさっぱり吐いてもらうよ!」
私は観念して、最初から順を追って、菊江さんに全てを話した。
菊江さんは目を瞑って私の話を静かに聞いていた。
そして全てを聞き終えるとカッと目を見開いた。
「こんのバカ娘が!!」
「すみません!!ほんと、こんなつもりじゃなかったんです!」
「ま、終わってしまったことは仕方がない。それじゃ、あんたの本当の名前は臼井千佐っていうんだね?」
「はい。そうです。」
「それで?これから先、どうするつもりだい?」
「これから先・・・」
「いつまでその猿芝居を続けるつもりなんだい?はっきりしな!」
「それはっ!今日、要さんに本当のことを言うつもりでした。それで臼井千佐として要さんに好きになってもらおうと努力しようと・・・」
「あんたが要を好きっていう気持ちは本当なんだね?」
「はい!それは本当です。信じてください。」