本当の私を知られたら終わる恋だと思っていたのに、彼の溺愛が止まりません

そう言いかけた私を要さんは無表情でみつめ、そしてその目を少し細め、口元をゆがめた。

「臼井さんがそう言うなら、そういうことなんだろうな。」
聞こえるか聞こえないかギリギリの声で要さんはそうつぶやいた。

「・・・え」

そして要さんは私の耳元に口を近づけ、今度こそ、その言葉をはっきりと私の鼓膜に焼き付けた。


「さよなら。ミチルちゃん」
「っ!」
「もう二度と会わないから、安心して。」


そして要さんは、私の元から立ち去った。
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