言えない。言わない。
昇降口の前には、人がたくさん集まっていた。
壁に貼られた紙の前に
ランドセルの子たちがぎゅっと集まっている。
雫はその中で、静かに紙を見上げた。
名前がずらっと並んでいる。
知らない名前ばかり。
その中に、自分の名前を見つけた。
あまみや しずく
あった。
そのすぐ隣に、もう一つ似た名前があった。
あまみや かなで
雫「……同じだ」
似ている。
女の子かな〜……
でも。
その名前は、隣の列に書いてあった。
男の子の列。
どんな子だろう……
そのとき、月乃が袖を引いた。
月乃「雫!同じ!同じクラス!」
……気になる。
もう一度その名前を見た。
雫「……」
あまみや かなで
どんな子だろう。
月乃「雫?」
月乃「おーい!雫ー!!」
雫ははっと顔を上げた。
雫「えっ、なに?」
月乃「同じクラスだって!」
雫はもう一度紙を見る。
一年一組。
あまね つきの
あまみや しずく
自分の名前の上に月乃の名前があった。
雫「ほんとだ」
少しほっとする。
そのとき。
後ろから声が聞こえた。
奏「玲央!」
玲央のところに、男の子が立っていた。
少し背の高い子。
玲央「あれ、奏じゃん」
雫はその様子を見ていた。
玲央の知り合いみたいだ。
かなで……
さっき見た名前。
でも、まだはっきりとは分からない。
雫「玲央、先いくね?」
玲央「おー」
月乃「あとでね!」
雫と月乃は昇降口へ向かって歩き出した。
歩きながら、雫はもう一度だけ振り返った。
玲央と話している男の子。
さっき見た名前。
目が合った。
この子はあの子なんだろうか……
でも、その答えはまだ分からない。
雫はもう一度だけ後ろを見て
それから月乃の隣に並んだ。
二人はそのまま、教室の方へ歩いていった。
壁に貼られた紙の前に
ランドセルの子たちがぎゅっと集まっている。
雫はその中で、静かに紙を見上げた。
名前がずらっと並んでいる。
知らない名前ばかり。
その中に、自分の名前を見つけた。
あまみや しずく
あった。
そのすぐ隣に、もう一つ似た名前があった。
あまみや かなで
雫「……同じだ」
似ている。
女の子かな〜……
でも。
その名前は、隣の列に書いてあった。
男の子の列。
どんな子だろう……
そのとき、月乃が袖を引いた。
月乃「雫!同じ!同じクラス!」
……気になる。
もう一度その名前を見た。
雫「……」
あまみや かなで
どんな子だろう。
月乃「雫?」
月乃「おーい!雫ー!!」
雫ははっと顔を上げた。
雫「えっ、なに?」
月乃「同じクラスだって!」
雫はもう一度紙を見る。
一年一組。
あまね つきの
あまみや しずく
自分の名前の上に月乃の名前があった。
雫「ほんとだ」
少しほっとする。
そのとき。
後ろから声が聞こえた。
奏「玲央!」
玲央のところに、男の子が立っていた。
少し背の高い子。
玲央「あれ、奏じゃん」
雫はその様子を見ていた。
玲央の知り合いみたいだ。
かなで……
さっき見た名前。
でも、まだはっきりとは分からない。
雫「玲央、先いくね?」
玲央「おー」
月乃「あとでね!」
雫と月乃は昇降口へ向かって歩き出した。
歩きながら、雫はもう一度だけ振り返った。
玲央と話している男の子。
さっき見た名前。
目が合った。
この子はあの子なんだろうか……
でも、その答えはまだ分からない。
雫はもう一度だけ後ろを見て
それから月乃の隣に並んだ。
二人はそのまま、教室の方へ歩いていった。