【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
「だって、お兄様。絶対に、スイレンのこと気に入っているもの。亡きお父様が当主で、生きていたなら。そりゃあ、反対されたら動けなかったかもしれないけど、今のデュマース家の当主はお兄様なんだから。あの人が家長で、全権を持っているもの。他の誰が反対しても、意味はないわよ?」
「クラリス様……」
「ダメだったら、私がスイレンに相応しい男の人を見繕ってあげる。あ! でも、お兄様と仲の良いブレンダン・ガーディナーは、もちろん対象外よ? 顔と口の調子は良いかもしれないけど、あれは絶対に女の敵だからね」
綺麗な顔で眉を寄せつつ女の子なら誰しも好感を抱くだろう容姿のブレンダンをも、すっぱりと扱き下ろした。
クラリスの言葉の勢いに押されるようにして、スイレンはこくこくと頷く。
「僕が、なんだって?」
低い声のリカルドより、高めの響きの良い声がして、難しい表情をしていたクラリスは、一瞬の内に嫌な顔になった。
「クラリス様……」
「ダメだったら、私がスイレンに相応しい男の人を見繕ってあげる。あ! でも、お兄様と仲の良いブレンダン・ガーディナーは、もちろん対象外よ? 顔と口の調子は良いかもしれないけど、あれは絶対に女の敵だからね」
綺麗な顔で眉を寄せつつ女の子なら誰しも好感を抱くだろう容姿のブレンダンをも、すっぱりと扱き下ろした。
クラリスの言葉の勢いに押されるようにして、スイレンはこくこくと頷く。
「僕が、なんだって?」
低い声のリカルドより、高めの響きの良い声がして、難しい表情をしていたクラリスは、一瞬の内に嫌な顔になった。