【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
「リカルドも、もう帰って来ているよ。さっきまでスイレンの帰りが遅いって、家中ずっとうろうろしていたんだけど……手紙が届いたから、今は部屋の中で何かしているみたい」
そう言いつつ、ワーウィックはリカルドが居るだろう二階のある天井を見上げた。
確かに予定していた帰宅時間よりも大分遅くなってしまっていたので、リカルドも心配してスイレンを待っていてくれたと思うと嬉しかった。
忙しく支度をしているテレザから、夕食が出来ているのでリカルドを呼ぶように頼まれた。
快く頷いたスイレンは、階段を上がって名前を呼びながら彼の部屋の扉を叩いた。
何故か慌てて扉を開いたリカルドは、右手に手紙を持っていた。
「ああ……スイレン。おかえり。朝に聞いていた時間より、遅くなっていたから心配していた」
慌てた自分が、手に手紙を持っていたことに気がついたのか、リカルドはそれを後ろ手に隠した。
だが、スイレンには手紙の裏にあった署名が偶然見えてしまった。パーマーとだけ、読み取れた。
クラリスが彼の婚約者について話していた会話が、頭の中をかすめる。
そう言いつつ、ワーウィックはリカルドが居るだろう二階のある天井を見上げた。
確かに予定していた帰宅時間よりも大分遅くなってしまっていたので、リカルドも心配してスイレンを待っていてくれたと思うと嬉しかった。
忙しく支度をしているテレザから、夕食が出来ているのでリカルドを呼ぶように頼まれた。
快く頷いたスイレンは、階段を上がって名前を呼びながら彼の部屋の扉を叩いた。
何故か慌てて扉を開いたリカルドは、右手に手紙を持っていた。
「ああ……スイレン。おかえり。朝に聞いていた時間より、遅くなっていたから心配していた」
慌てた自分が、手に手紙を持っていたことに気がついたのか、リカルドはそれを後ろ手に隠した。
だが、スイレンには手紙の裏にあった署名が偶然見えてしまった。パーマーとだけ、読み取れた。
クラリスが彼の婚約者について話していた会話が、頭の中をかすめる。