【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
スイレンが呆気に取られている間に、赤い竜が真っ直ぐにこちらの方向へ迫ってくる。竜が自分の元へと迫り来る光景を、魅入られたように見つめてしまう。
「……スイレン!」
上空から大きな声が響いて、ダンっと大きな音をさせ、黒い騎士服を来たリカルドが石畳の上に降り立った。
「リカルド、様? なんで……どうして……」
あまりに思いもよらなかった事態に戸惑うスイレンに近付き、リカルドはもう逃さないと言わんばかりに、その太い腕の中にぎゅっと力を込めて彼女を抱いた。
「どうして、じゃない。スイレンを探していた。竜騎士であることの、職権を濫用した。今日、非番だった皆に頭を下げて、上空から君を探してもらっていたんだ……スイレン以上に俺には大事なものがないんだ。そんな人が姿を消したと知って。どうして、そのまま探さずにいられる?」
「あ……あの、リカルド様、いたい」
探していたスイレンを見つけて、あまりに感極まったせいか。リカルドはぎゅっと力を込めていたため、鍛えられた腕の中で押し潰されそうになった。スイレンが抗議すれば、やっと力を緩めてくれた。
「……スイレン!」
上空から大きな声が響いて、ダンっと大きな音をさせ、黒い騎士服を来たリカルドが石畳の上に降り立った。
「リカルド、様? なんで……どうして……」
あまりに思いもよらなかった事態に戸惑うスイレンに近付き、リカルドはもう逃さないと言わんばかりに、その太い腕の中にぎゅっと力を込めて彼女を抱いた。
「どうして、じゃない。スイレンを探していた。竜騎士であることの、職権を濫用した。今日、非番だった皆に頭を下げて、上空から君を探してもらっていたんだ……スイレン以上に俺には大事なものがないんだ。そんな人が姿を消したと知って。どうして、そのまま探さずにいられる?」
「あ……あの、リカルド様、いたい」
探していたスイレンを見つけて、あまりに感極まったせいか。リカルドはぎゅっと力を込めていたため、鍛えられた腕の中で押し潰されそうになった。スイレンが抗議すれば、やっと力を緩めてくれた。