【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
茶色の瞳を輝かせ、リカルドは微笑んだ。
リカルドの名前が、周辺国中に鳴り響いていることからわかる通りに竜騎士としての彼が、とてつもなく強いことは知っている。だが、スイレンはそう理解はしていても、心配になった。
(リカルド様が、また捕まってしまったら?)
そう思うと、不安で一杯になった。ひとりでに速くなって来た胸の鼓動を、痛いくらいに感じてしまった。
「僕は、行きたくない。スイレンと離れたくないし」
遠征の予定を聞きしかめっ面をして駄々をこね出したワーウィックの頭を、溜め息をつきつつ、ポンと軽く叩きながらリカルドは立ち上がった。
「お前が行かないで、どうするんだ。仕事だぞ……集合時間に遅れる。ほら、行くぞ。ワーウィック。テレザ。スイレンを頼む」
「お任せください」
彼に向けて胸を叩いたテレザに頷いて、リカルドとワーウィックの二人は家を出て行ってしまった。
玄関を出て見送るスイレンに、手を振ってから行ってしまう大きな背中が恋しい。
「スイレンさん。そろそろ、仕事場に行く時間ではないですか?」
リカルドの名前が、周辺国中に鳴り響いていることからわかる通りに竜騎士としての彼が、とてつもなく強いことは知っている。だが、スイレンはそう理解はしていても、心配になった。
(リカルド様が、また捕まってしまったら?)
そう思うと、不安で一杯になった。ひとりでに速くなって来た胸の鼓動を、痛いくらいに感じてしまった。
「僕は、行きたくない。スイレンと離れたくないし」
遠征の予定を聞きしかめっ面をして駄々をこね出したワーウィックの頭を、溜め息をつきつつ、ポンと軽く叩きながらリカルドは立ち上がった。
「お前が行かないで、どうするんだ。仕事だぞ……集合時間に遅れる。ほら、行くぞ。ワーウィック。テレザ。スイレンを頼む」
「お任せください」
彼に向けて胸を叩いたテレザに頷いて、リカルドとワーウィックの二人は家を出て行ってしまった。
玄関を出て見送るスイレンに、手を振ってから行ってしまう大きな背中が恋しい。
「スイレンさん。そろそろ、仕事場に行く時間ではないですか?」