【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
「スイレンが知らないのも、無理はない。この国の人間だとしても、その事実を知っている人間は少数だから。そもそも、その知識は必要ないんだ。黒竜エグゼナガルはあの場所から動かない。そう、盟約で決まっている。ただ、あの場所ではイクエイアスに属する僕達は何の力も使えないし、イクエイアスの加護もなくなってしまうからね。通常の状態よりも、酷く弱い存在になってしまう」
「竜騎士の竜が、弱く……?」
「うん。その事を、利用されたんだ。落ちていくリカルドとワーウィックを救おうと、ブレンダンは僕と一緒に危険も顧みずに共に降りようとしたんだ。だが、攻撃魔法で怪我をして奪還を一旦は断念せざるを得なかった。こうしている間にもガヴェアの一団に回収されていたら、また面倒な事になる。あの場所では、僕ら竜は戦えないから。いかな無敵の名を誇っている竜騎士団でも、近づくことは出来ない」
クライヴの言葉を聞いてスイレンは、ひとりでに涙が流れてくるのを感じた。
「竜騎士の竜が、弱く……?」
「うん。その事を、利用されたんだ。落ちていくリカルドとワーウィックを救おうと、ブレンダンは僕と一緒に危険も顧みずに共に降りようとしたんだ。だが、攻撃魔法で怪我をして奪還を一旦は断念せざるを得なかった。こうしている間にもガヴェアの一団に回収されていたら、また面倒な事になる。あの場所では、僕ら竜は戦えないから。いかな無敵の名を誇っている竜騎士団でも、近づくことは出来ない」
クライヴの言葉を聞いてスイレンは、ひとりでに涙が流れてくるのを感じた。