【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
(また。リカルド様がガヴェアに捕まれば……二度も、助けられるとは限らない。向こうだって馬鹿じゃない。もう、あんな檻に入れて見せ物にするなどという、まどろっこしいことはせずに、すぐに彼を殺してしまうのかも……リカルド様……ワーウィック……私、どうしたら良いの)
彼らが現在、最悪の状況にあることを理解して、スイレンは顔を大きく歪めた。
「とにかく、落ち着くんだ。スイレン。今回はリカルド一人じゃない。火竜ワーウィックも一緒だから……もしかしたら、捕虜として扱われるかもしれない。国と国との交渉材料になったら、そう酷い扱いはされないと思う」
「……でも!」
スイレンは絶望の海へと沈みそうな自分を、ただ落ち着かせるためだけに紡がれるクライヴの言葉を遮った。
彼も希望的観測だという自覚があったのか、今は苦い顔をしている。
「すぐに、殺してしまうとしたら? リカルド様がガヴェアに捕らえられるのは、これで二度目だもの。また逃げられることを恐れて、すぐに殺して……しまうかも。お願い。クライヴ。私を、魔の山にまで連れて行って」
彼らが現在、最悪の状況にあることを理解して、スイレンは顔を大きく歪めた。
「とにかく、落ち着くんだ。スイレン。今回はリカルド一人じゃない。火竜ワーウィックも一緒だから……もしかしたら、捕虜として扱われるかもしれない。国と国との交渉材料になったら、そう酷い扱いはされないと思う」
「……でも!」
スイレンは絶望の海へと沈みそうな自分を、ただ落ち着かせるためだけに紡がれるクライヴの言葉を遮った。
彼も希望的観測だという自覚があったのか、今は苦い顔をしている。
「すぐに、殺してしまうとしたら? リカルド様がガヴェアに捕らえられるのは、これで二度目だもの。また逃げられることを恐れて、すぐに殺して……しまうかも。お願い。クライヴ。私を、魔の山にまで連れて行って」