【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
自分はもうこの先、死にゆく人間だ。覚悟は出来ていた、出来ていたはずだった。けれど、彼女の言葉を受け入れることを、心が拒否をしていた。
そうして思ったのだ。自分の相棒、あの赤い竜、ワーウィックさえ居れば彼女を連れ去ることも出来るのに。
(ワーウィック! くそ、なんで今いないんだ!)
心の叫びに応えるように、高く響く鳴き声が聞こえた。
(リカルドリカルドリカルド!!)
まさか返って来ると思わなかった悲痛な叫び声が心の中で聞こえて、リカルドは一瞬思考を止めた。
竜特攻の攻撃魔法を受けて、大怪我をしているはずの相棒の声がする。
(いや……切望のあまりに聞こえた幻聴かもしれない)
状況を鑑みて、冷静にリカルドはそう思った。こんな場所にワーウィックが居るなんて、有り得ないはずなのだ。だが、絶対に有り得ないことなどないと思い返す。檻の中の死にゆく男の前に、天使が現れたように。
もう一度、半信半疑で呼び掛けてみた。
(……ワーウィック?)
そうして思ったのだ。自分の相棒、あの赤い竜、ワーウィックさえ居れば彼女を連れ去ることも出来るのに。
(ワーウィック! くそ、なんで今いないんだ!)
心の叫びに応えるように、高く響く鳴き声が聞こえた。
(リカルドリカルドリカルド!!)
まさか返って来ると思わなかった悲痛な叫び声が心の中で聞こえて、リカルドは一瞬思考を止めた。
竜特攻の攻撃魔法を受けて、大怪我をしているはずの相棒の声がする。
(いや……切望のあまりに聞こえた幻聴かもしれない)
状況を鑑みて、冷静にリカルドはそう思った。こんな場所にワーウィックが居るなんて、有り得ないはずなのだ。だが、絶対に有り得ないことなどないと思い返す。檻の中の死にゆく男の前に、天使が現れたように。
もう一度、半信半疑で呼び掛けてみた。
(……ワーウィック?)