【書籍3巻発売中】ひとりぼっちの花娘は檻の中の竜騎士に恋願う【コミック3巻発売中】
今日は回復したクラリスがこの前とは逆に、熱が下がってもリカルドから絶対安静を申しつけられているスイレンの部屋へとお見舞いに来てくれていた。
「……それで、その薬になる花を取りに行っていた時に何があったの。スイレン。今、お兄様にすごくぎこちないでしょう。お兄様もなんだか、初々しく遠慮しているみたいだし。私の薬を取りに行った時に、何かがあったんじゃないの」
「その……実は」
クラリスの鋭い指摘に対して、スイレンは圧倒されていた。彼女には、きっと隠し事は出来ない。
あの高地の岩場であった出来事を根掘り葉掘り聞かれ、正直にあったことを答えるスイレンの言葉を聞いて、妙ににんまりとした顔でクラリスはふふんと微笑んだ。
「そう。そうそうそう。寒い中で、上半身を裸で温めあう……ね?」
「あのっ……リカルド様は、非常事態だったからそうしてくださっただけで……」
(もしかして……何か、誤解を与えてしまったのかもしれない)
身内である兄のそんな話を聞いても、何とも微妙な気持ちだろうにクラリスは上機嫌に笑っている。本当に、この前の息を切らせていた様子が嘘みたいに元気だ。
「……それで、その薬になる花を取りに行っていた時に何があったの。スイレン。今、お兄様にすごくぎこちないでしょう。お兄様もなんだか、初々しく遠慮しているみたいだし。私の薬を取りに行った時に、何かがあったんじゃないの」
「その……実は」
クラリスの鋭い指摘に対して、スイレンは圧倒されていた。彼女には、きっと隠し事は出来ない。
あの高地の岩場であった出来事を根掘り葉掘り聞かれ、正直にあったことを答えるスイレンの言葉を聞いて、妙ににんまりとした顔でクラリスはふふんと微笑んだ。
「そう。そうそうそう。寒い中で、上半身を裸で温めあう……ね?」
「あのっ……リカルド様は、非常事態だったからそうしてくださっただけで……」
(もしかして……何か、誤解を与えてしまったのかもしれない)
身内である兄のそんな話を聞いても、何とも微妙な気持ちだろうにクラリスは上機嫌に笑っている。本当に、この前の息を切らせていた様子が嘘みたいに元気だ。