私は彼の所有物







「学校はどうなの」



興味無さげな声。
相変わらず裸の私と、隣でカメラを構えるケイさん。
チラリとケイさんを見れば、冷たい瞳で見返された。



「俗に言うボッチです」

「それは良かった
誰かと仲良くされちゃ困るから」

「ケイさんって無表情で怖い事言いますよね」



無表情だからなおさら怖いのかな。
広い部屋の真ん中に真っ白なバスタブがある。
私の憧れだった猫足のバスタブ。
その中で水に浸かっている私。
お湯じゃなく水。
鳥肌立っている肌を撮りたいとのケイさんからの要望。



「そう?」

「……ケイさんの写真が好きだから一緒に仕事してますけど
じゃなかったら、嫌いなタイプです
笑わないですし」

「仕事するのに笑わなきゃいけないの?
……あのさ、潜ってくれる?
息止めて」




指で潜れと指示される。
たまにケイさんの要望が怖いと思う時がある。
多分この潜れも、限界まで息をさせてもらえないんだろうな。
それでも、これでお金をもらっているのだから…と思ってしまう。
それとも、惚れた弱みというやつなのか…。
すでに寒さで震えている私は抵抗さえ出来ない。
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