僕ら×回目の卒業式を
(レオンside)
倉庫の隅っこ。
「ロボットも増えてきたみたいだね」
一緒に逃げてるハルヤは返事をしない。
「ハルヤ…」
「バカ。しーっ」
あ、そうか。みつかっちゃうか。
…
緊張の沈黙。
「ちょっと話さない」
小声で話す
「バカ」
「このままバカに静かなのも怖いよ」
「子供か」
「…子供でいいよ」
子供でいい。
ずっとこのままでいい。
「大人になりたくなんて…ない」
「なんでだよ。俺らいつも大人扱いだろ。もう6年だぞ」
「大人なんて、きたなくて、ズルをする。大人になればなるほど、純粋な心はきたなくなっていくんだ。
だからぼくのこころはずっと白でいたい」
ずっとこのまま、時が止まればいいのにな。
ずっと大人の汚い姿を見てきた。
だから…
「そう。俺は逆に大人になりたいけどな」
「…なんで?」
「夢が叶うだろ。子供の世界では理解されないようなことも、大人になれば理解される」
「そんなことなんてあるの?」
「ネットばっかりやってて、根暗だって思う?」
「え」
「大人になったら、ネットで生きている人はいっぱいいる。そんなやつらに早く仲間入りしたい」
…なんか不思議だな。
「ぼくハルヤがこんなに話すの初めて見た」
「子供でいたいのもわかるよ」
「え?」
「でも、俺ら時が止まるようなSFの世界にいるわけじゃないし、大人になるのを待つしかない」
「かっこいいこというじゃん」
「…なんだよ…俺のこと今かっこいいって言ったのか?」
少し笑いながらハルヤが言った。
「そもそもこんなに話したの初めてだな」
「ははっ」
なんだろ。何だか面白おかしくて笑っちゃう。
案外、ハルヤってそんなやつなんだな。
倉庫の隅っこ。
「ロボットも増えてきたみたいだね」
一緒に逃げてるハルヤは返事をしない。
「ハルヤ…」
「バカ。しーっ」
あ、そうか。みつかっちゃうか。
…
緊張の沈黙。
「ちょっと話さない」
小声で話す
「バカ」
「このままバカに静かなのも怖いよ」
「子供か」
「…子供でいいよ」
子供でいい。
ずっとこのままでいい。
「大人になりたくなんて…ない」
「なんでだよ。俺らいつも大人扱いだろ。もう6年だぞ」
「大人なんて、きたなくて、ズルをする。大人になればなるほど、純粋な心はきたなくなっていくんだ。
だからぼくのこころはずっと白でいたい」
ずっとこのまま、時が止まればいいのにな。
ずっと大人の汚い姿を見てきた。
だから…
「そう。俺は逆に大人になりたいけどな」
「…なんで?」
「夢が叶うだろ。子供の世界では理解されないようなことも、大人になれば理解される」
「そんなことなんてあるの?」
「ネットばっかりやってて、根暗だって思う?」
「え」
「大人になったら、ネットで生きている人はいっぱいいる。そんなやつらに早く仲間入りしたい」
…なんか不思議だな。
「ぼくハルヤがこんなに話すの初めて見た」
「子供でいたいのもわかるよ」
「え?」
「でも、俺ら時が止まるようなSFの世界にいるわけじゃないし、大人になるのを待つしかない」
「かっこいいこというじゃん」
「…なんだよ…俺のこと今かっこいいって言ったのか?」
少し笑いながらハルヤが言った。
「そもそもこんなに話したの初めてだな」
「ははっ」
なんだろ。何だか面白おかしくて笑っちゃう。
案外、ハルヤってそんなやつなんだな。