僕ら×回目の卒業式を
ガツン!!
「がぁっ!?」
ネイルの声がして戸惑い目を開ける。
「えっ…」

そこには、ネイルを体術で拘束したノアがいた。
「ノアっ!?!?」
「はなせ!!」
「離しませんよ!レオンさんの声が聞こえたんです。そしたら…」
「ノア…」
「皆さん生きていたとは意外ですね、ネイルさん?」
「はぁ…」

「「もういい」」

え…?
今一瞬、2人の声が重なった。
一つはネイル。
もう一つは…
バタン。
「え?」
そばにいたレイルが倒れる。
ネイルも抵抗をやめてる。
まるでロボット…いや、操り人形のような…
「…あれ?」
「ここ…どこ?」
「船だけど…」
「船?」
「お兄ちゃん!私船に乗った記憶ないわよ!」
ノアが口を開く。
「き、君たち…」
え!?
さっきまでの言動が嘘のようだ。
レイルはキョロキョロし、ネイルは唖然としてる。
これはどういうこと…

ドガァァン!!
なっ!?
「わっ!?」
「お兄ちゃん!?」
「いきなり壁が割れ…」
瓦礫でよく見えない。
やがて誰かが見えるようになった。
「どうせ操り人形だ!お前たちはもう不要だ!」
そこにいたのは、誰でもない、見たことのない、黒髪の男性。
操り人形って…
「あなたまさか…」
「レイルとネイルを…」

ピッ

ドォォォォォォン!!!
ゴゴゴ…
「わっ…!?」
「揺れてる!?」
「レイル…これは…」
「お兄ちゃん!」
そばにいた男が叫ぶ。
「これぞ最終手段!この船は木っ端微塵だ!」
さっきの音って…
「爆発!?」
「ゴミ同然のお前らは消え去るがいい!ガハハハ…」
男は乗り物に乗ってどこかへ消えていった。
プチンと電気が消える。
「やばいよ!!これ!ちょ、どうすんのよ!」
「このままじゃおそらく船が沈没するか、火事になります!どっちにしてもまずい状況です!」
「まって!!まだ、みんなが…」
「それじゃあレオンさん!ネイルさんとみんなを連れてきてください!僕とレイルさんは何か脱出できそうなものを探します!」
「わかった!なるべく急いで!」
「死なせませんから!!」
「了解!ネイル!みんなはどこ?」
「さっきのやつが壊した隠し扉の奥だ!」
操られていた頃の記憶は残っているみたい。
「よし!そこに向かおう!」
絶対に…

こんなところで僕たちは終わらない!!!
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