僕ら×回目の卒業式を
そこには、身に染みるほど青い海が広がっていた。
やっぱここって…
間違いない。船の中だ。
みんなが手すりにまたがって海を見る。
辺りを見る。えっと…操縦室を出たところ…かな?
「わあ〜すごいねえ〜」
「ワタシたち船に乗った覚えないけど」
「…っ?」
なんで船の中に…?
「ってえ!?レイル!?」
!?
振り向くと、一学期末転校したはずのレイルが立っていた。
レイルは茶髪のお団子ヘアの大人しい女の子だ。
なんでここに…!?
「レイル、なんでここにいるの?」
「わ…わからない…いきなり…ここに…」
「改めましてえ〜!」
わっ!?!?
操縦室らしきところから僕らと同じくらいの男の子が出てきた。
青髪に、黒い船長帽をかぶってる。ギザ歯がちょっと怖い。
「皆さん待ってました!ご乗船ありがとうございます♪」
「あ、あの!」
「どうしたんだい〜レオンくん」
…え?
「あ、あの、なんでぼくの名前を…」
「他のみんなの名前もわかるさ!」
「は、はぁ!?」
何者…?
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