隣国へ売られた裏聖女は黒騎士様の病を治して国も繁栄させてしまったので、帰ってこいと言われてももう帰してもらえません
63 聖女の決意
セイラの言葉を遮るように、感極まったダリオスはセイラの唇へ食らいつく。セイラへの熱い思いが止められず、ダリオスは何度もセイラの唇を貪る。そして、セイラも控えめではあるがそれに応えるように、キスを返すのだった。
唇が離れ、ダリオスがセイラの顔を見ると、セイラは顔を赤らめ蕩けたような瞳でダリオスを見ている。セイラの扇状的な表情は今までも何度も見ているはずなのに、その度にダリオスの心は乱され、愛が溢れていく。
(こんなにもセイラへの愛が止まらないなんて……出会ったばかりの頃の俺には考えられもしないことだったろうな)
出会ってすぐの頃、ダリオスはセイラのことをただ腕を治すことができるかもしれない隣国からきたただの聖女としか思っていなかった。腕が治ったらすぐにでも隣国へ返そうと思っていたのだ。だが、セイラのひたむきで純粋な心、どんな時でも自分よりもまず他人を重んじてしまう様子に徐々に惹かれていった。
何より、聖女として国と国民を思う気持ちの強さに尊敬すら感じるほどだ。その聖女としての気持ちの強さゆえに自分自身を蔑ろにしてしまうことに驚き、もっと自分を大切にしてほしいと思えてしまう。そして、いつの間にかセイラを幸せにするのは自分がいい、自分でなければいけないと思うようになっていたのだ。
(これが愛でないならなんだというのだろう。セイラを思うと愛おしさが溢れ、こんなにも満ち足りた気持ちになる。セイラにはいつだって笑っていてほしい。悲しい思いをして欲しくない。セイラにも、いつだって満ち足りた気持ちで幸せを感じてほしいんだ)
そっとセイラの頬に手を添え、優しく撫でる。すると、セイラは嬉しそうに瞳を閉じ、その手に頬を擦り寄せた。その様子に、ダリオスの胸は一層高まり、身体中が熱くなっていくのを感じる。
「セイラ、何度でも言う。心の底から愛しているよ」
ダリオスが精一杯の気持ちを込めてそう言うと、セイラは目を開けてダリオスを見つめ、本当に嬉しそうに、幸せそうに微笑む。
「私も、どうしようもないくらいダリオス様のことを愛しています」
その言葉を聞いて、ダリオスもまた嬉しそうに微笑み、セイラへ口づける。そして、二人は思いを伝え合うように愛し合った。
唇が離れ、ダリオスがセイラの顔を見ると、セイラは顔を赤らめ蕩けたような瞳でダリオスを見ている。セイラの扇状的な表情は今までも何度も見ているはずなのに、その度にダリオスの心は乱され、愛が溢れていく。
(こんなにもセイラへの愛が止まらないなんて……出会ったばかりの頃の俺には考えられもしないことだったろうな)
出会ってすぐの頃、ダリオスはセイラのことをただ腕を治すことができるかもしれない隣国からきたただの聖女としか思っていなかった。腕が治ったらすぐにでも隣国へ返そうと思っていたのだ。だが、セイラのひたむきで純粋な心、どんな時でも自分よりもまず他人を重んじてしまう様子に徐々に惹かれていった。
何より、聖女として国と国民を思う気持ちの強さに尊敬すら感じるほどだ。その聖女としての気持ちの強さゆえに自分自身を蔑ろにしてしまうことに驚き、もっと自分を大切にしてほしいと思えてしまう。そして、いつの間にかセイラを幸せにするのは自分がいい、自分でなければいけないと思うようになっていたのだ。
(これが愛でないならなんだというのだろう。セイラを思うと愛おしさが溢れ、こんなにも満ち足りた気持ちになる。セイラにはいつだって笑っていてほしい。悲しい思いをして欲しくない。セイラにも、いつだって満ち足りた気持ちで幸せを感じてほしいんだ)
そっとセイラの頬に手を添え、優しく撫でる。すると、セイラは嬉しそうに瞳を閉じ、その手に頬を擦り寄せた。その様子に、ダリオスの胸は一層高まり、身体中が熱くなっていくのを感じる。
「セイラ、何度でも言う。心の底から愛しているよ」
ダリオスが精一杯の気持ちを込めてそう言うと、セイラは目を開けてダリオスを見つめ、本当に嬉しそうに、幸せそうに微笑む。
「私も、どうしようもないくらいダリオス様のことを愛しています」
その言葉を聞いて、ダリオスもまた嬉しそうに微笑み、セイラへ口づける。そして、二人は思いを伝え合うように愛し合った。