隣国へ売られた裏聖女は黒騎士様の病を治して国も繁栄させてしまったので、帰ってこいと言われてももう帰してもらえません
フフッと嬉しそうにそう言うセイラを見ながら、ダリオスは目を見開き頬を赤く染め、小さく微笑むとため息をついた。
「本当にセイラには敵わないな。誰かを愛することなんてあり得ない、国のためにこの命を全うし、一人で生きて行くと決めていた自分が嘘のようだ。こんなにもたった一人の女性に心を奪われて、離れたくないほどに愛してしまったなんて。でも、俺はセイラと出会えて本当に幸せなんだ」
ダリオスはそう言って、セイラの手の甲にそっとキスを落とす。
「そして、セイラにもそう思ってほしい。セイラにはいつだって幸せを感じていてほしいんだ。聖女としてだけでなく、一人の人間として、幸せだと思って欲しい。そして、そのためなら俺はなんだってする」
ダリオスの熱く溶けてしまいそうなほどの眼差しがセイラを射抜く。
「ずっとずっと、一緒にいよう、セイラ」
その言葉に、セイラは両目をキラキラと輝かせ頬を赤らめる。そして、心の底から嬉しいと言わんばかりの笑顔で言った。
「はい!」
そんなセイラを見てダリオスは嬉しそうに微笑み、セイラの額に自分の額をくっつける。二人は嬉しそうにクスクスと笑うと、ダリオスはそっとセイラの唇に口づけた。
ダリオスの口づけを受けながら、セイラはポリウスから売られてきて今までのことを思い出す。ポリウスでは双子の妹ルシアの後ろで隠れるように聖女の力を使い、ずっと影として生きてきた。
レインダムに来て、最初は契約的な結婚でダリオスの腕を治したらまたポリウスへ帰らなければ行けないと思っていた。だが、いつの間にかダリオスと思いが通じ合い、セイラはレインダムの聖女としてなくてはならない存在になっていた。
父であるポリウスの国王と双子の妹ルシアの失態、そしてレインダムの第一王子であるアレクを巻き込んだルシアの反逆。
様々なことを乗り越え、セイラたちは沢山の人たちに見守られ、愛されてきたのだ。
(私は本当に幸せ者だわ。自分なんて価値の無い人間で、息を潜めて生きるのが当たり前だと思っていたのに。こうしてダリオス様と出会って、私は私で良いのだと思えるようになれた。そして、ダリオス様に愛すること、愛されることの幸せを教えてもらえた)
ダリオスから降り注ぐ愛の口づけを全身で感じながら、セイラは固く決意する。
(私は、私としてこのレインダムのために、そして何よりもダリオス様との幸せのために、これからも聖女として精一杯生きていこう。それが、きっと私のこの命の使い道なのだから)
ダリオスの唇がそっと離れ、ダリオスの金色の瞳がセイラを射止める。その瞳には溢れんばかりの愛と、それに伴う欲がメラメラと熱く燃えていた。
そっとダリオスはセイラをベッドへ優しく押し倒すと、セイラは顔をさらに赤らめながらも嬉しそうに微笑んだ。その微笑みを見て、ダリオスの体の奥から言いようのない愛しさと熱さが沸き上がってくる。ダリオスはクッと奥歯を噛みしめ、はやる気持ちをなんとか抑えながら、セイラへゆっくりと覆いかぶさった。
そして、二人の熱く溶けるような長い時間が始まるのだった。
「本当にセイラには敵わないな。誰かを愛することなんてあり得ない、国のためにこの命を全うし、一人で生きて行くと決めていた自分が嘘のようだ。こんなにもたった一人の女性に心を奪われて、離れたくないほどに愛してしまったなんて。でも、俺はセイラと出会えて本当に幸せなんだ」
ダリオスはそう言って、セイラの手の甲にそっとキスを落とす。
「そして、セイラにもそう思ってほしい。セイラにはいつだって幸せを感じていてほしいんだ。聖女としてだけでなく、一人の人間として、幸せだと思って欲しい。そして、そのためなら俺はなんだってする」
ダリオスの熱く溶けてしまいそうなほどの眼差しがセイラを射抜く。
「ずっとずっと、一緒にいよう、セイラ」
その言葉に、セイラは両目をキラキラと輝かせ頬を赤らめる。そして、心の底から嬉しいと言わんばかりの笑顔で言った。
「はい!」
そんなセイラを見てダリオスは嬉しそうに微笑み、セイラの額に自分の額をくっつける。二人は嬉しそうにクスクスと笑うと、ダリオスはそっとセイラの唇に口づけた。
ダリオスの口づけを受けながら、セイラはポリウスから売られてきて今までのことを思い出す。ポリウスでは双子の妹ルシアの後ろで隠れるように聖女の力を使い、ずっと影として生きてきた。
レインダムに来て、最初は契約的な結婚でダリオスの腕を治したらまたポリウスへ帰らなければ行けないと思っていた。だが、いつの間にかダリオスと思いが通じ合い、セイラはレインダムの聖女としてなくてはならない存在になっていた。
父であるポリウスの国王と双子の妹ルシアの失態、そしてレインダムの第一王子であるアレクを巻き込んだルシアの反逆。
様々なことを乗り越え、セイラたちは沢山の人たちに見守られ、愛されてきたのだ。
(私は本当に幸せ者だわ。自分なんて価値の無い人間で、息を潜めて生きるのが当たり前だと思っていたのに。こうしてダリオス様と出会って、私は私で良いのだと思えるようになれた。そして、ダリオス様に愛すること、愛されることの幸せを教えてもらえた)
ダリオスから降り注ぐ愛の口づけを全身で感じながら、セイラは固く決意する。
(私は、私としてこのレインダムのために、そして何よりもダリオス様との幸せのために、これからも聖女として精一杯生きていこう。それが、きっと私のこの命の使い道なのだから)
ダリオスの唇がそっと離れ、ダリオスの金色の瞳がセイラを射止める。その瞳には溢れんばかりの愛と、それに伴う欲がメラメラと熱く燃えていた。
そっとダリオスはセイラをベッドへ優しく押し倒すと、セイラは顔をさらに赤らめながらも嬉しそうに微笑んだ。その微笑みを見て、ダリオスの体の奥から言いようのない愛しさと熱さが沸き上がってくる。ダリオスはクッと奥歯を噛みしめ、はやる気持ちをなんとか抑えながら、セイラへゆっくりと覆いかぶさった。
そして、二人の熱く溶けるような長い時間が始まるのだった。


