何度でも君と忘れられない恋をする
ぱっと見シンプルな女の子らしいコーデなのに、顔が整っている上スタイルも良く何を着ても様になっている。


「おーい、大部屋取れたぞー」


代表して受付をしにいってくれていた数人の男子たちが手を振ってきて、それを合図にクラスメイトたちがゾロゾロと中に入っていく。


「本当に来てくれたんだね」


一番後ろで影となっていた僕に、いつの間に隣に来たのか立花がにっと笑って話しかけてきた。


「いやまあ…約束したし」

「律儀なんだね。嬉しいよ」


なぜかクスクスと笑っている立花に、怪訝に思って首を傾げる。


「…なに?」

「いや、ごめん。藍原くんって、こういうクラス会とかの集まり、なんとなく苦手そうだなって思って。現に今もすごいしかめっ面してたし。それなのに私のために来てくれたんでしょ?半分強引だったところはあるけど、それでも来てくれたのが嬉しいなーって」

「…苦手というか、面倒くさいだけ。大人数でワイワイしてる中にいても疲れるだけだし」

「へぇ、私とは真逆だ。賑やかな場所も人も大好きだもん」


クラスメイトに名前を呼ばれた立花は、「ちょっとごめん」と僕に言うと、返事をしながら前の方に行ってしまった。
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