俺が好きなのは、お前だ。~男友達の積年の片想い相手はわたしでした~
■2
「もう、登録済みなら手遅れだけれど、国際政治学の講義は、あまりおすすめしない。毎年、自分の出版した一冊三千五百円の本を売りつけるあこぎな商売をしている輩の行う授業だからね。講義自体も自分の本を声に出して読むだけの退屈極まりない内容だ。良ければ、去年のぼくのノートと本を貸すよ。買う必要はない。出席は、最低限の三分の一を確保すればいいさ」
棚にある書籍を手にとった女性が、誠治を見あげた。
「また、会ったね」誠治は、自然とこぼれ出る笑みを抑えなかった。「これから、時間ある?」
「はい……」
一度マックで食事をしたきりで、携帯のアドレスも交換していなかった。
このだだ広いキャンパスで、二度会える可能性に彼は思いを馳せた。
偶然。それとも必然。
前回よりもよっぽどスムーズに彼女は、店を出た。
誠治は、彼女のうなじを盗み見る。雪のような白さだ。
長い髪は横に流し、すっきりとまとめられている。
割りと、からだにフィットしたTシャツを着ていた。
彼女が書籍を手に取るために屈んだ動きは、彼女のバストの大きさを際立たせていた。
素材はいいのになあ。
棚にある書籍を手にとった女性が、誠治を見あげた。
「また、会ったね」誠治は、自然とこぼれ出る笑みを抑えなかった。「これから、時間ある?」
「はい……」
一度マックで食事をしたきりで、携帯のアドレスも交換していなかった。
このだだ広いキャンパスで、二度会える可能性に彼は思いを馳せた。
偶然。それとも必然。
前回よりもよっぽどスムーズに彼女は、店を出た。
誠治は、彼女のうなじを盗み見る。雪のような白さだ。
長い髪は横に流し、すっきりとまとめられている。
割りと、からだにフィットしたTシャツを着ていた。
彼女が書籍を手に取るために屈んだ動きは、彼女のバストの大きさを際立たせていた。
素材はいいのになあ。