俺が好きなのは、お前だ。~男友達の積年の片想い相手はわたしでした~
弱火で三分ほど焼けばひっくり返すタイミング。これはママが。さすがに子どもたちにやらせるのは危ない。上の子が三歳を迎えた頃から、綾乃は台所のお手伝いをさせるようにした。本人がやりたがったのだ。ちっちゃな手で人参を切るさまは微笑ましい。だが火の周りは絶対に触れさせないと決めている。――その代わりに。綾乃は娘たちにお仕事を依頼する。優香には台所に行ってお皿とフォークとスプーンとシロップを取ってくるように言い。愛花にはお皿を並べさせる。
なお。愛花が一番の不安要素ゆえ常に彼女の前方に腕を回し後ろから抱いている状態。これで頬を擦り寄せればいわゆるあすなろ抱きなのだが。あすなろ抱きは男女間のみにおいて適用される。――優香を見れば。
台所には通せんぼのベビーゲートがあるのだが。ベビーゲート越しにお風呂用の椅子と子供用の踏み台とを自力で置き、その踏み台によじ登り、器用にベビーゲートをまたいでキッチンに入って見せる。優香が三歳半になった辺りからあのベビーゲートは意味を成さなくなった。それでも、下の子が入れぬように、置いておく価値はあるのだが。
なお。愛花が一番の不安要素ゆえ常に彼女の前方に腕を回し後ろから抱いている状態。これで頬を擦り寄せればいわゆるあすなろ抱きなのだが。あすなろ抱きは男女間のみにおいて適用される。――優香を見れば。
台所には通せんぼのベビーゲートがあるのだが。ベビーゲート越しにお風呂用の椅子と子供用の踏み台とを自力で置き、その踏み台によじ登り、器用にベビーゲートをまたいでキッチンに入って見せる。優香が三歳半になった辺りからあのベビーゲートは意味を成さなくなった。それでも、下の子が入れぬように、置いておく価値はあるのだが。