Sign &Attraction


「美玲、雄太さんに迎えに来て貰ったら?」


あずちゃんが優しく私に声をかけてくれる。


「いいねっ♫ 今日電車にして良かったわ〜」


そう言って紗彩は笑顔で軽く両手を合わせる。


「…………」


それでも頷かない私に2人は困惑したように再び顔を見合わせている。


「伊月が浮かぶの…急に居なくなって辛い思いした記憶が出てきて、もうあんな悲しい思いしたくないって思うと怖くて…」


「伊月さんと雄太くんは違うわ。」


紗彩がハッキリと言い切った。


「きっかけは何だっていいの。後は美玲が決めたらいいと思う。会うだけ会ってみたら?」


「そうね、会ってもう1度、確かめてみたらいいよ。雄太さんの気持ちも、美玲自身の気持ちも。」


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