第4部 夜明けが世界を染めるころ、悪意の見える伯爵令嬢は王子の執着から逃れられない
「まずは、ルーク団長。
お時間を作っていただき、ありがとうございます」
「そんなに固くならなくていいよ〜。
俺が主人みたいになっちゃうじゃん!」
「ルーク団長、ちゃんとしてください」
セナがぴしりと一喝する。
「……そうね。こちらも、少し肩の力を抜いて話すよ」
「さすがお嬢様。切り替え早ーい。
っていうか……お嬢様、結婚するの!?
あのディラン殿下と! すごい噂になってるよ」
「それは、まあ……今は置いておいて。
正確には、婚約中なだけだから」
「とりあえずは、ね」
「……ルーク団長」
「あ、ごめんって」
軽い空気が一瞬で引き締まる。
「では、本題ね。
第2騎士団と第3騎士団を、統合したい」
「おー、前から言ってたよね」
「同じ仕事量、同じ内容。
同じ“騎士”という立場なのに、
住む寮や給与に差があるのは、やはり納得できないの」
私はまっすぐに言葉を続ける。
「貴族か平民かは関係ない。
ラピスラズリ騎士団として、皆が平等であるべき」
「……まあ、そうだよねぇ。
でも、それを当主様が納得するかな」
ルーク団長の声は柔らかいのに、目だけが鋭くなる。
その視線は、まるで“覚悟を問う”ようだった。
お時間を作っていただき、ありがとうございます」
「そんなに固くならなくていいよ〜。
俺が主人みたいになっちゃうじゃん!」
「ルーク団長、ちゃんとしてください」
セナがぴしりと一喝する。
「……そうね。こちらも、少し肩の力を抜いて話すよ」
「さすがお嬢様。切り替え早ーい。
っていうか……お嬢様、結婚するの!?
あのディラン殿下と! すごい噂になってるよ」
「それは、まあ……今は置いておいて。
正確には、婚約中なだけだから」
「とりあえずは、ね」
「……ルーク団長」
「あ、ごめんって」
軽い空気が一瞬で引き締まる。
「では、本題ね。
第2騎士団と第3騎士団を、統合したい」
「おー、前から言ってたよね」
「同じ仕事量、同じ内容。
同じ“騎士”という立場なのに、
住む寮や給与に差があるのは、やはり納得できないの」
私はまっすぐに言葉を続ける。
「貴族か平民かは関係ない。
ラピスラズリ騎士団として、皆が平等であるべき」
「……まあ、そうだよねぇ。
でも、それを当主様が納得するかな」
ルーク団長の声は柔らかいのに、目だけが鋭くなる。
その視線は、まるで“覚悟を問う”ようだった。