追う恋はもうしたくない恋愛弱者の私、釣り合うはずのない敏腕ハイスペ社長に追われています
*
レミさんからの連絡は、あれ以来一度もない。
例の動画も、彼女のインスタを含め、ネット上には流されなかった。無論、私が確認できる範囲の話ではあるけれど。
――数ヶ月後。
車での移動中、助手席に座りながら、スマホでレミさんのインスタを眺める。
先日、田口さんから教えてもらったのだ。レミさんが過去にないほど強烈なイメージチェンジをした、と。
画面に映る女性を凝視する。
確かに、ここまで短いショートヘアの彼女を見たことはなかった。目を瞠るほど鮮やかな赤い髪が、画面越しなのに目が痛むくらいに眩しい。
ここ数ヶ月、レミさんは何度も髪型や色を変えてメディアを沸かせている。私を模倣している印象なんて、もう露ほども受けない。
連絡先を交換したメッセージアプリは、最後に会った日の翌日にはブロックされた。きっと、レミさんが私を排除したかったからというよりは、私に余計な気を遣わせないよう配慮してくれたからなのではと思う。
そういうふうに考えてしまうのは、さすがに自意識過剰だろうか。
「今も連絡あるのか、あいつから」
あいつ、という言葉がレミさんを差していると気づくまでに少し時間がかかった。
レミさんからの連絡は、あれ以来一度もない。
例の動画も、彼女のインスタを含め、ネット上には流されなかった。無論、私が確認できる範囲の話ではあるけれど。
――数ヶ月後。
車での移動中、助手席に座りながら、スマホでレミさんのインスタを眺める。
先日、田口さんから教えてもらったのだ。レミさんが過去にないほど強烈なイメージチェンジをした、と。
画面に映る女性を凝視する。
確かに、ここまで短いショートヘアの彼女を見たことはなかった。目を瞠るほど鮮やかな赤い髪が、画面越しなのに目が痛むくらいに眩しい。
ここ数ヶ月、レミさんは何度も髪型や色を変えてメディアを沸かせている。私を模倣している印象なんて、もう露ほども受けない。
連絡先を交換したメッセージアプリは、最後に会った日の翌日にはブロックされた。きっと、レミさんが私を排除したかったからというよりは、私に余計な気を遣わせないよう配慮してくれたからなのではと思う。
そういうふうに考えてしまうのは、さすがに自意識過剰だろうか。
「今も連絡あるのか、あいつから」
あいつ、という言葉がレミさんを差していると気づくまでに少し時間がかかった。