完璧王子×天然お嬢様~政略結婚のお相手は、喧嘩も強いんです~

交流会





いよいよ今日は交流会の日。

会場は、柔らかな光に包まれていた。

白を基調とした装飾に、上品に並べられたティーセット。

静かに流れる音楽と、控えめな話し声。

――まるで本物のパーティのようだった。

私は、少しだけ落ち着かない気持ちで裾を整える。

あのキスの日からずっと毎日考えていて。

思い出すたびに赤面する始末。

でも要さんは何事もなかったように普段通りで……

私だけが気にしてるみたいで、少しだけ寂しかった。

要さんにとっては挨拶程度のようなものなんだろうか……


周りを見渡すと、みんな今日はいつもの制服じゃなくて。

ドレスアップしてる子もいれば、可愛めのワンピースを着ている子も。

私は動きやすさを考えたワンピースを選んだ。

「九条さん、とてもお似合いですわ」

「えっ、あ……ありがとうございます」

柏葉さんに声をかけられ、少しだけ照れる。

その時、会場に大我さんが入ってくるのが見えた。

私と目が合うと、じっくりと見られた。

「なんですか……?」

「いや」

少しだけ近づいてくる。

視線が、上から下へとゆっくり動いた。

「思ってたより、ちゃんとしてじゃん」

「ちゃんとって……」

「その格好……似合ってんな」

予想外なことを言われて驚いた。

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