ピッと封印!放課後のマジカル・プライスレス!

第四章 明かされた真実と試される絆

この町のイベントは彩り豊かだ。
お祭りの一つを見つめれば、いくつかの顔があった。
目まぐるしく振り回されがちであるが、あやかしたちはそれを楽しんでいる節もある。

「よし、授業を始めるぞ」

怨念妖怪さんを封印してから五日後の朝。
わたしたちのクラスに、担任の中井先生の声が響いた。
怨念妖怪さんに取り憑かれていたことで、記憶がはっきりしないところがあった。
だけど、ネクタイを触る中井先生は穏やかで微笑ましい。
どうやら、いつもの調子に戻ったみたい。
本来ならほっとするところだけど、わたしの心は休まなかった。
原因は、怨念妖怪さんを封印した後に起きた出来事だ。

「あれは結局、何だったんだろう?」

ふと思い出すのは、蒼生くんの優しい笑顔。
わたしは、蒼生くんからもらったチップを見つめる。
バーコードリーダーをパワーアップさせる『特殊なチップ』。
これがあれば、実体のない妖怪も読み取れるようになる。
だけど……。
どこからか、頭の芯に響くような鈴の音がする。
ざわざわする胸騒ぎ。
嫌な痛みの原因。
わたしはぼんやりとあの後、起きた出来事のことを思い出していた。
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