ピッと封印!放課後のマジカル・プライスレス!
「まひろ、今……誰かが……!」
「……うん」

わたしの震える手を、平はぎゅっと握りしめてくれた。

『まひろ様、嫌な予感がしますの……』

ナナちゃんは災いを察知することができる。
わたしたちと同じように、何かを感じ取ったように震えていた。

「つくづく、厄介な妖怪たちだな」

蒼生くんも先程の気配に気づいたのか、苦々しい表情を浮かべている。

ピピピピピッ――。

今までに聞いたことがない、ノイズ混じりの低いアラート音。
はっとしてバーコードリーダーを見ると、画面の【収受完了】の下に、バグのような文字が浮かんでいた。

【警告:未確認の『危険なコード』を検知しました!】

その赤い点滅は、誰もいないはずの窓の外を、静かに指し示していた。

「未確認の『危険なコード』って……!」

おそるおそる窓をのぞきこむと、夕暮れの影が不自然に長く伸びているような気がする。
まるで生き物のように、ずるずるとはい寄って、校門を飲み込もうとしているようだった。
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