†鑑査委員制度†
ふーん。そんな理念とやらがね。
でもこの制度に関して斜めに見ている俺にとっては、屁理屈にしか思えないな。
第一に生徒の多様性の尊重と掲げつつ、鑑査という監視をつけるわけだろ?
確かに自由と放任は違うし、学生は規律を守りその中での自由が約束されている。
でもそんなのは大人の勝手な都合だ。結局は大人の管轄区の下、いい子でいる事が自由でいられる条件だと言われているのと同じだと、俺は思う。
でもそれって、本当に自由と言えるのか?
まぁ・・・あえて、自由とは何か?と問われても困るがな
それにしても、この如何にも「君たちのための制度なんだよ」とでも言う、押し告げがましい文章には嫌気が差す。
選ばれる俺ら、鑑査委員の倫理観が歪む事は想定できないのだろうか?
そもそも“鑑査委員制度の決まり”にもあった「他言無用」という項目。
これ一つにしても、よほど後ろ暗い制度には違いない。
しかし現実、うちの高校では少なくとも年度単位でそれがまかり通っている。
一体ここまで行き着くのに何があったのかは気になるところだ。
俺は追って、“発生と歴史”について読み始めた。
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