花束に囲まれた君が残したもの。
【流星群】
ーこれが全員ー
8月10日月曜日。
ついに流星群を見る日が来た。
相変わらず蝉はうるさいし、アスファルトから暑さが跳ね返ってくる。
ただなんだかセミの音も暑さもそれほど悪い気はしなかった。
僕はお昼すぎに柊の家を訪ねた。
扉を開けて出てきた柊はものすごい日焼けをしていた。
「…日焼けサロンに通ったのか?」
柊ならやってても違和感は無いが…
「アホか。部活だよ部活。毎日練習なんだよ。」
柊は頭をかきながら呆れて言った。
柊はバスケ部キャプテンかつルックスもイケメンでおまけに高身長だから、女子から人気で、影でファンクラブが存在しているらしい。
確かに今の頭をかく仕草もどこか色気がある。
それに比べて僕は…眼鏡の陰キャ。
全く対照的だと思った。
よく仲良くしてくれてると常々思う。
「なにか持っていくものあるか?」
「昨日準備したからなんもいらないと思う。」
そう僕が答えると柊は目を細めて僕を見た。
「それにしては椿、荷物多くねえか?」
僕の背負うリュックを指さす。
「気のせいだろ。」
まだリュックの中のカメラの存在をいいたくなくて僕ははぐらかした。
この日のためにカメラを練習してきたが、今話すと何となく僕だけ気持ちが高ぶっているようで小っ恥ずかしかったからだ。
「ま、いっか。俺は何も持たずに行くよ。」
そう言うと柊はポケットに携帯と財布を入れ、何も持たずに玄関から出てきた。
「どこに行けばいいんだ?」
柊はあたりをきょろきょろする。
「ついてこればいいよ。」
柊は「はーい」と応えるとフラフラっと僕の横に立って歩き出した。
あの山小屋に向かう。
途中自販機があったので絶対買っておくべきと柊に飲み物を買わせた。
この暑い中あの山道を飲み物なしでは流石の柊も辛いだろう。
あまりにも念を押して買うように進めたから、
柊は「ひと山でも超えるのか?俺手ぶらなんだけど…」と不安げな顔をしていた。
:
「ここはどこなんだ…」
柊はそんな小言を言いながら僕の後ろを着いてくる。
道中柊は夏休みどんな試合があったかなど僕に教えてくれた。
僕は特に話すこともないのでずっと話を聞いていた。
森の中を抜けて例の山小屋に着いた。
「お、みんないるけど…ここなんなんだ?」
「ヒラくん来た!あれ、ツッキーから聞いてないの?」
声をかけてきた1番手は相変わらずツユちゃんだ。
柊は首をふる。
僕は、僕から説明する必要が無いかなって思い、ついてこればいいとばかり答えていた。
「ここはね…」
ツユちゃんが説明をし始めた。
僕は
ー柊…今気づいたか分からないけど、今日から君の名前はヒラだぞ…ー
と心の中で思っていた。
そう思っていると後ろからクワの声が聞こえた。
「お待たせ!ユリ連れてきたぞ!」
クワの隣には女の子が1人いた。
柊の手ぶらさも負けてはいないが、スカートと少し透けてる上着を着ていて、まるで山に来る格好とは思えない服装だった。
この子も何も知らずに来たのだろうか…
「あれ、ユリちゃんじゃん。」
そう言ったのは柊…ヒラだった。
みんながヒラを見る。
「同じクラスなんだよ。」
ヒラは答える。
ユリちゃんは無口に軽く一礼した。
それにしてもクワも焼けたのだろうか、顔が真っ赤になっていた。
そう気づいたのはヒラも同じだった。
自分の持っている飲み物をヒラに渡した。
さすがデキる男は行動も早い。
ツユちゃん、ハギ、クワ、ヒマ、シーちゃん、ヒラ、ユリちゃん、そして僕。
どうやらこれで全員揃ったらしい。
ついに流星群を見る日が来た。
相変わらず蝉はうるさいし、アスファルトから暑さが跳ね返ってくる。
ただなんだかセミの音も暑さもそれほど悪い気はしなかった。
僕はお昼すぎに柊の家を訪ねた。
扉を開けて出てきた柊はものすごい日焼けをしていた。
「…日焼けサロンに通ったのか?」
柊ならやってても違和感は無いが…
「アホか。部活だよ部活。毎日練習なんだよ。」
柊は頭をかきながら呆れて言った。
柊はバスケ部キャプテンかつルックスもイケメンでおまけに高身長だから、女子から人気で、影でファンクラブが存在しているらしい。
確かに今の頭をかく仕草もどこか色気がある。
それに比べて僕は…眼鏡の陰キャ。
全く対照的だと思った。
よく仲良くしてくれてると常々思う。
「なにか持っていくものあるか?」
「昨日準備したからなんもいらないと思う。」
そう僕が答えると柊は目を細めて僕を見た。
「それにしては椿、荷物多くねえか?」
僕の背負うリュックを指さす。
「気のせいだろ。」
まだリュックの中のカメラの存在をいいたくなくて僕ははぐらかした。
この日のためにカメラを練習してきたが、今話すと何となく僕だけ気持ちが高ぶっているようで小っ恥ずかしかったからだ。
「ま、いっか。俺は何も持たずに行くよ。」
そう言うと柊はポケットに携帯と財布を入れ、何も持たずに玄関から出てきた。
「どこに行けばいいんだ?」
柊はあたりをきょろきょろする。
「ついてこればいいよ。」
柊は「はーい」と応えるとフラフラっと僕の横に立って歩き出した。
あの山小屋に向かう。
途中自販機があったので絶対買っておくべきと柊に飲み物を買わせた。
この暑い中あの山道を飲み物なしでは流石の柊も辛いだろう。
あまりにも念を押して買うように進めたから、
柊は「ひと山でも超えるのか?俺手ぶらなんだけど…」と不安げな顔をしていた。
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「ここはどこなんだ…」
柊はそんな小言を言いながら僕の後ろを着いてくる。
道中柊は夏休みどんな試合があったかなど僕に教えてくれた。
僕は特に話すこともないのでずっと話を聞いていた。
森の中を抜けて例の山小屋に着いた。
「お、みんないるけど…ここなんなんだ?」
「ヒラくん来た!あれ、ツッキーから聞いてないの?」
声をかけてきた1番手は相変わらずツユちゃんだ。
柊は首をふる。
僕は、僕から説明する必要が無いかなって思い、ついてこればいいとばかり答えていた。
「ここはね…」
ツユちゃんが説明をし始めた。
僕は
ー柊…今気づいたか分からないけど、今日から君の名前はヒラだぞ…ー
と心の中で思っていた。
そう思っていると後ろからクワの声が聞こえた。
「お待たせ!ユリ連れてきたぞ!」
クワの隣には女の子が1人いた。
柊の手ぶらさも負けてはいないが、スカートと少し透けてる上着を着ていて、まるで山に来る格好とは思えない服装だった。
この子も何も知らずに来たのだろうか…
「あれ、ユリちゃんじゃん。」
そう言ったのは柊…ヒラだった。
みんながヒラを見る。
「同じクラスなんだよ。」
ヒラは答える。
ユリちゃんは無口に軽く一礼した。
それにしてもクワも焼けたのだろうか、顔が真っ赤になっていた。
そう気づいたのはヒラも同じだった。
自分の持っている飲み物をヒラに渡した。
さすがデキる男は行動も早い。
ツユちゃん、ハギ、クワ、ヒマ、シーちゃん、ヒラ、ユリちゃん、そして僕。
どうやらこれで全員揃ったらしい。