花束に囲まれた君が残したもの。
ー夜までの時間ー
少し強い風がふき、チリンと風鈴の音がする。
昨日中村屋で買った風鈴は木小屋の軒に吊るされていた。
「いい場所見つけたでしょ。」
ヒマが嬉しそうに僕に言った。
どうやらヒマが飾ったらしい。
「これだけじゃないよ、じゃーーん!」
そう言ってヒマは大きな手提げから手作りの青と白のプラスチックの風車を数個取り出した。
「風車作ったの小学生ぶりだったよ!夏っぽいもの他にないかなーって思って昨日帰った作ったんだ。それが意外と難しくてね…」
ヒマは昔から話し出したら止まらない。
僕は適当に相槌をした。
「私も飾ったら可愛いかなって思って。」
そう言ったのはシーちゃんだった。
手には青い空にそびえる入道雲の絵が額縁に入っていた。
「それ、シーちゃんが描いたの?」
僕は聞いた。
「昨日楽しみで寝れなくて…絵を描いたの。」
シーちゃんは眠そうに目を擦りながら言った。
「すごい綺麗だ…」
僕は感心した。
僕はまじまじと絵を見る。
シーちゃんは照れさそうにニコッと笑うと飾ってくるねと言って部屋の奥に向かった。
「私にもスゴイって言ってよ〜」
隣にいたヒマは不貞腐れて言った。
「はいはい、すごいねすごいね。」とからかってテキトーに言ったらヒマは頬を膨らませて、
「いいもん、ヒラくんに見せてくるもん!」とヒラの方にバタバタと見せに行った。
さすがデキる男「ヒラくん」はヒマの話を懸命に聞いては分かりやすいリアクションをしていた。
正直ヒマの話を聞いた時僕は、風車の話より、今日、この夏を楽しみにしていたのは僕だけじゃないんだってわかって安心した。
だから僕はカバンからカメラを取り出した。
そしてヒラとヒマを写真に納めた。
なんだか良い笑顔で撮りたくなった。
シャッター音で2人は僕の方を見た。
「あれ、椿カメラなんて持っていたっけ。」
ヒラが不思議そうに聞いてきた。
「は…始めたんだよ。親父に借りて。」
僕が照れて話す姿が面白かったのか、ヒマがニヤけながら
「へへっ一緒だね。」
と笑って言った。
僕は心の中でそうだよ。と答えた。
そんな会話をしていると、ハギとツユちゃんとクワは楽器を触り始めた。
「それは私たちもだよ。」
ツユちゃんがギターをならす。
「良かった聴いてよ。夏にピッタリな曲作ったんだ。」
ハギは嬉しそうに言った。
「それじゃ聴いてください!ハギ作曲、【秘密が無くなった日】」
クワのタイトルコールと共に演奏が始まった。
〜♪〜
みんな同じ気持ちだったんだ。
僕はなんだか嬉しくなった。
昨日中村屋で買った風鈴は木小屋の軒に吊るされていた。
「いい場所見つけたでしょ。」
ヒマが嬉しそうに僕に言った。
どうやらヒマが飾ったらしい。
「これだけじゃないよ、じゃーーん!」
そう言ってヒマは大きな手提げから手作りの青と白のプラスチックの風車を数個取り出した。
「風車作ったの小学生ぶりだったよ!夏っぽいもの他にないかなーって思って昨日帰った作ったんだ。それが意外と難しくてね…」
ヒマは昔から話し出したら止まらない。
僕は適当に相槌をした。
「私も飾ったら可愛いかなって思って。」
そう言ったのはシーちゃんだった。
手には青い空にそびえる入道雲の絵が額縁に入っていた。
「それ、シーちゃんが描いたの?」
僕は聞いた。
「昨日楽しみで寝れなくて…絵を描いたの。」
シーちゃんは眠そうに目を擦りながら言った。
「すごい綺麗だ…」
僕は感心した。
僕はまじまじと絵を見る。
シーちゃんは照れさそうにニコッと笑うと飾ってくるねと言って部屋の奥に向かった。
「私にもスゴイって言ってよ〜」
隣にいたヒマは不貞腐れて言った。
「はいはい、すごいねすごいね。」とからかってテキトーに言ったらヒマは頬を膨らませて、
「いいもん、ヒラくんに見せてくるもん!」とヒラの方にバタバタと見せに行った。
さすがデキる男「ヒラくん」はヒマの話を懸命に聞いては分かりやすいリアクションをしていた。
正直ヒマの話を聞いた時僕は、風車の話より、今日、この夏を楽しみにしていたのは僕だけじゃないんだってわかって安心した。
だから僕はカバンからカメラを取り出した。
そしてヒラとヒマを写真に納めた。
なんだか良い笑顔で撮りたくなった。
シャッター音で2人は僕の方を見た。
「あれ、椿カメラなんて持っていたっけ。」
ヒラが不思議そうに聞いてきた。
「は…始めたんだよ。親父に借りて。」
僕が照れて話す姿が面白かったのか、ヒマがニヤけながら
「へへっ一緒だね。」
と笑って言った。
僕は心の中でそうだよ。と答えた。
そんな会話をしていると、ハギとツユちゃんとクワは楽器を触り始めた。
「それは私たちもだよ。」
ツユちゃんがギターをならす。
「良かった聴いてよ。夏にピッタリな曲作ったんだ。」
ハギは嬉しそうに言った。
「それじゃ聴いてください!ハギ作曲、【秘密が無くなった日】」
クワのタイトルコールと共に演奏が始まった。
〜♪〜
みんな同じ気持ちだったんだ。
僕はなんだか嬉しくなった。