花束に囲まれた君が残したもの。
ー変わったのはー
船が鹿児島の桜島に着き、他の乗客と一緒に流れるように陸地に降り立った。
「懐かしい。」
「懐かしいね。」
2人、声が揃った。
久しく戻ってきてなかったから、色々変わったかと思いきや、意外と中学を卒業してこの場所を離れてからの8年の月日は、この島にとってはそんなに長くないらしい。
馴染みのある錆びた看板や落書きされた電柱。
まるでこの島だけ時が止まったみたいだった。
ー気持ちはだいぶ長く感じたんだけどなー
そんなことを僕が思う傍ら、ヒマは小さくしゃがんで近くにいた猫と戯れていた。
やっぱりそんなに時間経ってないかも…
相変わらずのヒマを見てむしろ安心した。
「同窓会遅れるよ。」
ヒマに声をかけた瞬間、猫は驚いて逃げていった。
「はぁーい…」
ヒマは猫が逃げたことに不服なのか口を尖らせながら返事をして腰を上げた。
鹿児島に戻ってきたのは母校の中学校で友人に会うためだ。
僕らの中学校は町から少し中に入った森に囲まれた場所にある。見た目も村にある学校って感じで、若干古い校舎だ。
道中、昔よく寄ってた「中村屋」という駄菓子屋兼文具屋が潰れていたのは結構悲しかったかもしれない。
隣の家の人がたまたま出てきて、理由を聞くとどうやら、店主のおばあさんが、孫と一緒に暮らしたいからという理由で孫の家に引越ししたそうだ。
そんなこんなで登下校の情景を思い出しながら学校へ向かった。
「懐かしい。」
「懐かしいね。」
2人、声が揃った。
久しく戻ってきてなかったから、色々変わったかと思いきや、意外と中学を卒業してこの場所を離れてからの8年の月日は、この島にとってはそんなに長くないらしい。
馴染みのある錆びた看板や落書きされた電柱。
まるでこの島だけ時が止まったみたいだった。
ー気持ちはだいぶ長く感じたんだけどなー
そんなことを僕が思う傍ら、ヒマは小さくしゃがんで近くにいた猫と戯れていた。
やっぱりそんなに時間経ってないかも…
相変わらずのヒマを見てむしろ安心した。
「同窓会遅れるよ。」
ヒマに声をかけた瞬間、猫は驚いて逃げていった。
「はぁーい…」
ヒマは猫が逃げたことに不服なのか口を尖らせながら返事をして腰を上げた。
鹿児島に戻ってきたのは母校の中学校で友人に会うためだ。
僕らの中学校は町から少し中に入った森に囲まれた場所にある。見た目も村にある学校って感じで、若干古い校舎だ。
道中、昔よく寄ってた「中村屋」という駄菓子屋兼文具屋が潰れていたのは結構悲しかったかもしれない。
隣の家の人がたまたま出てきて、理由を聞くとどうやら、店主のおばあさんが、孫と一緒に暮らしたいからという理由で孫の家に引越ししたそうだ。
そんなこんなで登下校の情景を思い出しながら学校へ向かった。