花束に囲まれた君が残したもの。
ー花に囲まれてー
僕は緊張していた。
時間をかけて初めて作った。初めてやり切った物。
それを初めて人に見せる時が来たのだ。
僕は持ってきてたプロジェクターをポータブルの電源に繋ぎ、白い布を天井から吊り下げて、スクリーンを作った。
クリスマスツリーの飾り付けをしている時、予め引っ掛けられるよう準備しておいた。
僕の準備は完了。
そして、スクリーンの横にはツユちゃんとクワがピアノとギターを準備し始める。
そう。生演奏での公表だ。
これはクワからの提案だった。
「サプライズしようぜ。」
そう言って僕に声をかけてきた。
ヒマは部屋の装飾の明かりを消してくれた。
真っ暗な部屋にプロジェクターの光が映る。
僕は深呼吸をして話した。
「お待たせしました。みんなが手伝ってくれたMVが完成したので見てほしいです。」
「硬いよー!」
僕を見てツユちゃんがこそっと言って笑ってた。
「ん、んと、とりあえずメリークリスマス。僕らそしてハギからみんなにってことで…えっとタイトルは『流星群』です!」
そう言って僕はツユちゃんとクワと目を合わせたあと再生ボタンを押した。
同時にピアノとアコースティックギターの音色が響く。
イントロが終わると音色を包むようにツユちゃんとクワの歌声が調和する。
ー[▶]ー
2分30分の短い動画だったはずだけど、すごく長い映画を流しているように感じた。
みんなが見てくれているその目が輝いてて、楽しそうで。切なそうで…
僕はみんなが動画を見ている中、シーちゃんのキャンパスを見た。
「来年も…」
僕はみんなをもう一度見る。
大丈夫。信じるしかない。
僕の不安げな顔に気づいたヒマがニカッーとわざとらしく笑ってきた。
僕は慌ててあっかんべーと舌を出した。
その後、なんだがおかしくてクスッと笑ってしまった。
ヒマはどこか満足気だった。
ー[■]ー
パチパチパチパチ
動画が終わると一斉に拍手が鳴った。
「すげーよ!!」
最初に一言あげたのはヒラだった。
ヒラは僕のところまで来るとガシッと肩に手を回した。
「いてぇー!」
僕はそういいながら笑ってた。
みんなも僕のまわりに来て、
「すごい!」「完成度高すぎ!」「仕事にできるよ!」賞賛の声が響く。
頑張ってよかった…
安堵と、みんなの思い出を形にできた実感が込み上がってくる。
人生でこんなに嬉しかったのは初めてだったかもしれない…
僕はみんなに囲まれながら今までにないくらい笑った。みんなも笑っていた。
真冬の山の広原にあるこの空間はきっと寒いはずなのに、暖かさだけが伝わってくる。
一人一人お互いを思い、飾ったこの時間を僕はまたカメラに収めた。
絶対に忘れたくない大切な思い出だ。
ーメリークリスマス
僕らはその後、クッキーを食べたり弾き語りを聴いたり、ゆっくり時間を過ごした。
帰る時には21時になっていた。
新月で月明かりはなく、さすがに夜は寒くて怖かったけど、そんなことはどうでも良くなるくらい満たされていた。
僕は家に帰り自分の部屋に行くと、机の電気をつけて、もう一度カメラの写真を見返した。
「そういえばユリちゃんにハギの写真渡さないと…」
僕はひとつあくびをしてカメラを机に置き、カーテンを閉めて、ベットに入った。
「また作りたいな…」
そう思いながら眠りについた。
時間をかけて初めて作った。初めてやり切った物。
それを初めて人に見せる時が来たのだ。
僕は持ってきてたプロジェクターをポータブルの電源に繋ぎ、白い布を天井から吊り下げて、スクリーンを作った。
クリスマスツリーの飾り付けをしている時、予め引っ掛けられるよう準備しておいた。
僕の準備は完了。
そして、スクリーンの横にはツユちゃんとクワがピアノとギターを準備し始める。
そう。生演奏での公表だ。
これはクワからの提案だった。
「サプライズしようぜ。」
そう言って僕に声をかけてきた。
ヒマは部屋の装飾の明かりを消してくれた。
真っ暗な部屋にプロジェクターの光が映る。
僕は深呼吸をして話した。
「お待たせしました。みんなが手伝ってくれたMVが完成したので見てほしいです。」
「硬いよー!」
僕を見てツユちゃんがこそっと言って笑ってた。
「ん、んと、とりあえずメリークリスマス。僕らそしてハギからみんなにってことで…えっとタイトルは『流星群』です!」
そう言って僕はツユちゃんとクワと目を合わせたあと再生ボタンを押した。
同時にピアノとアコースティックギターの音色が響く。
イントロが終わると音色を包むようにツユちゃんとクワの歌声が調和する。
ー[▶]ー
2分30分の短い動画だったはずだけど、すごく長い映画を流しているように感じた。
みんなが見てくれているその目が輝いてて、楽しそうで。切なそうで…
僕はみんなが動画を見ている中、シーちゃんのキャンパスを見た。
「来年も…」
僕はみんなをもう一度見る。
大丈夫。信じるしかない。
僕の不安げな顔に気づいたヒマがニカッーとわざとらしく笑ってきた。
僕は慌ててあっかんべーと舌を出した。
その後、なんだがおかしくてクスッと笑ってしまった。
ヒマはどこか満足気だった。
ー[■]ー
パチパチパチパチ
動画が終わると一斉に拍手が鳴った。
「すげーよ!!」
最初に一言あげたのはヒラだった。
ヒラは僕のところまで来るとガシッと肩に手を回した。
「いてぇー!」
僕はそういいながら笑ってた。
みんなも僕のまわりに来て、
「すごい!」「完成度高すぎ!」「仕事にできるよ!」賞賛の声が響く。
頑張ってよかった…
安堵と、みんなの思い出を形にできた実感が込み上がってくる。
人生でこんなに嬉しかったのは初めてだったかもしれない…
僕はみんなに囲まれながら今までにないくらい笑った。みんなも笑っていた。
真冬の山の広原にあるこの空間はきっと寒いはずなのに、暖かさだけが伝わってくる。
一人一人お互いを思い、飾ったこの時間を僕はまたカメラに収めた。
絶対に忘れたくない大切な思い出だ。
ーメリークリスマス
僕らはその後、クッキーを食べたり弾き語りを聴いたり、ゆっくり時間を過ごした。
帰る時には21時になっていた。
新月で月明かりはなく、さすがに夜は寒くて怖かったけど、そんなことはどうでも良くなるくらい満たされていた。
僕は家に帰り自分の部屋に行くと、机の電気をつけて、もう一度カメラの写真を見返した。
「そういえばユリちゃんにハギの写真渡さないと…」
僕はひとつあくびをしてカメラを机に置き、カーテンを閉めて、ベットに入った。
「また作りたいな…」
そう思いながら眠りについた。