意地悪な副社長に狂うほど愛される
静まり返った部屋の中でエレベーターの到着音が遠くで微かにした気がした。
何も言えず、動くことさえできない私に副社長はもう1度言った。
「聞こえなかったか? 今、ここで俺にキスをしろ」
「そんなこと……ここは会社ですよ」
「知っている」
副社長がいったい何を考えているのか、わからなかった。
「どうして私がそんなことをする必要が?」
「キミは俺のAIを勝手に作って、弄んでただろ?」
顔が一気に熱くなった。
「今更、それを!?」
「今更も何も勝手にそんなことをされて俺はまだ許していない」
私は脱力するようにため息をついた。
「罰は何でも受けます。クビにだってなる覚悟です」
「クビにはしない」
私は副社長を見た。
「しばらくキミで遊びたいんだ」
心臓がズキンと痛くなった。
自分が傷ついているのが、わかった。
副社長にとって私はただの遊び――
その事実を突きつけられて泣きそうになった。
それを我慢するために目に力を入れて副社長を凝視した。
「……あなたは狂ってる」
副社長がニヤリと笑った。
その瞬間、ダークサイドにでも落ちたかのように私と副社長の周りが真っ暗になったように感じた。
「他に選択肢はないんですか?」
「あってもいいがキスよりマシなものを俺が提示すると思うか」
私は奥歯を噛み締めた。
「あと5秒以内にしろ」
そう言うと副社長は気だるく片方だけ手を挙げて長い指を折り曲げ始めた。
カウントダウンが始まる。
「そんな……」
残りの指が1つになった時、私は副社長に急いで近づき胸に手を置いて、つま先立ちになり唇を押し付けた。
心臓が暴れていた。
すぐに離そうとした私の頭を副社長に抑えた。
驚いて緩んだ唇に副社長が舌を差し込んできた。
「!」
目に涙が浮かんだと同時に諦めて力を抜いた。
副社長の手が頭から離れた。
それでも私が離れることがないとわかると、微かに笑ったのがわかった。
私の舌に絡みつく副社長の感触が脳に伝わり身体を熱くした。
舌の温かさまで感じられ、ダメだとわかっているのに私の身体は副社長を欲していた。
副社長の舌がいやらしく私の舌を撫でる。
駿はあゆ美のきつく結んでいる目から、後ろの廊下に立ちすくんでいる男に視線を向けた。
そこには啓太が凍り付いたような表情をして立っていた。
駿は啓太を見つめたまま、さらに深くあゆ美の口の奥に舌を入れる。
あゆ美が甘い声を出した。
その声を聴いて啓太はその場から逃げるように立ち去った。
パタパタという音にあゆ美が驚いて駿の胸を力強く押して唇を話した。
しかし振り返っても誰もいなかった。
「今、誰かいたんでは」
「さあ」
駿はそう言って笑うとハンカチをポケットから取り出してあゆ美の濡れた唇を拭いた。
驚いて駿を見たあゆ美は恥ずかしさから顔を真っ赤にした。
駿はあゆ美の唇を拭き終わると自分の唇を拭いた。
とても妖艶な行動に映ってあゆ美の心臓が大きく高鳴った。
何も言えず、動くことさえできない私に副社長はもう1度言った。
「聞こえなかったか? 今、ここで俺にキスをしろ」
「そんなこと……ここは会社ですよ」
「知っている」
副社長がいったい何を考えているのか、わからなかった。
「どうして私がそんなことをする必要が?」
「キミは俺のAIを勝手に作って、弄んでただろ?」
顔が一気に熱くなった。
「今更、それを!?」
「今更も何も勝手にそんなことをされて俺はまだ許していない」
私は脱力するようにため息をついた。
「罰は何でも受けます。クビにだってなる覚悟です」
「クビにはしない」
私は副社長を見た。
「しばらくキミで遊びたいんだ」
心臓がズキンと痛くなった。
自分が傷ついているのが、わかった。
副社長にとって私はただの遊び――
その事実を突きつけられて泣きそうになった。
それを我慢するために目に力を入れて副社長を凝視した。
「……あなたは狂ってる」
副社長がニヤリと笑った。
その瞬間、ダークサイドにでも落ちたかのように私と副社長の周りが真っ暗になったように感じた。
「他に選択肢はないんですか?」
「あってもいいがキスよりマシなものを俺が提示すると思うか」
私は奥歯を噛み締めた。
「あと5秒以内にしろ」
そう言うと副社長は気だるく片方だけ手を挙げて長い指を折り曲げ始めた。
カウントダウンが始まる。
「そんな……」
残りの指が1つになった時、私は副社長に急いで近づき胸に手を置いて、つま先立ちになり唇を押し付けた。
心臓が暴れていた。
すぐに離そうとした私の頭を副社長に抑えた。
驚いて緩んだ唇に副社長が舌を差し込んできた。
「!」
目に涙が浮かんだと同時に諦めて力を抜いた。
副社長の手が頭から離れた。
それでも私が離れることがないとわかると、微かに笑ったのがわかった。
私の舌に絡みつく副社長の感触が脳に伝わり身体を熱くした。
舌の温かさまで感じられ、ダメだとわかっているのに私の身体は副社長を欲していた。
副社長の舌がいやらしく私の舌を撫でる。
駿はあゆ美のきつく結んでいる目から、後ろの廊下に立ちすくんでいる男に視線を向けた。
そこには啓太が凍り付いたような表情をして立っていた。
駿は啓太を見つめたまま、さらに深くあゆ美の口の奥に舌を入れる。
あゆ美が甘い声を出した。
その声を聴いて啓太はその場から逃げるように立ち去った。
パタパタという音にあゆ美が驚いて駿の胸を力強く押して唇を話した。
しかし振り返っても誰もいなかった。
「今、誰かいたんでは」
「さあ」
駿はそう言って笑うとハンカチをポケットから取り出してあゆ美の濡れた唇を拭いた。
驚いて駿を見たあゆ美は恥ずかしさから顔を真っ赤にした。
駿はあゆ美の唇を拭き終わると自分の唇を拭いた。
とても妖艶な行動に映ってあゆ美の心臓が大きく高鳴った。