第5部 夜明けが世界を染めるころ、悪意の見える伯爵令嬢は王子の執着から逃れられない
ティアナside
テオの容赦のなさに、思わず身震いした。
胸の奥で、怖さと同時に、どこか安心感が芽生える。
「テオ、すごいや……でも、なんだろう。
ちょっとグサッときた」
口に出した瞬間、心臓が少し跳ねた。
偽物があまりに本物そっくりで、心の奥まで揺さぶられたのだ。
そして、その偽物をテオが躊躇なく斬り捨てたことへの驚きと……
もしあれが自分だったらと思うと、普通にこわい。
「わかります。
偽物ってわかってても、あんな似たものが来たら……俺でも躊躇します」
セナの声は冷静だけど、わずかに乱れていた。
「ほんとね。味方でよかったよ」
自然と口の端が上がる。
「激しく同意です」
セナも頷いた。
仲間が無事で、互いに支え合える安心感が胸を満たす。
魔術空間が解けると、テオはいつものように軽く笑いながら近づいてきた。
さっきまでの冷酷さが嘘みたいで、思わず視線が揺れる。
テオの容赦のなさに、思わず身震いした。
胸の奥で、怖さと同時に、どこか安心感が芽生える。
「テオ、すごいや……でも、なんだろう。
ちょっとグサッときた」
口に出した瞬間、心臓が少し跳ねた。
偽物があまりに本物そっくりで、心の奥まで揺さぶられたのだ。
そして、その偽物をテオが躊躇なく斬り捨てたことへの驚きと……
もしあれが自分だったらと思うと、普通にこわい。
「わかります。
偽物ってわかってても、あんな似たものが来たら……俺でも躊躇します」
セナの声は冷静だけど、わずかに乱れていた。
「ほんとね。味方でよかったよ」
自然と口の端が上がる。
「激しく同意です」
セナも頷いた。
仲間が無事で、互いに支え合える安心感が胸を満たす。
魔術空間が解けると、テオはいつものように軽く笑いながら近づいてきた。
さっきまでの冷酷さが嘘みたいで、思わず視線が揺れる。