第5部 夜明けが世界を染めるころ、悪意の見える伯爵令嬢は王子の執着から逃れられない
崩れゆく迷宮を全力で駆け抜け、
最後の角を曲がった瞬間――
ぱあっと光が差し込んだ。
「これ……ここに繋がってたんだ!」
レオが目を丸くする。
私たちが飛び出したのは、
王城の裏庭――静かな緑が広がる庭園だった。
地上の空気が一気に肺へ流れ込み、
胸の奥がじんわりと温かくなる。
「外……だ」
ディランが息を吐く。
「助かった……!」
テオがその場に手をつく。
「まさか庭に出るとはね。
地下迷宮って、ほんと何でもありだわ」
ルイが裾を払ってため息をつく。
セナは周囲を確認しながら頷いた。
「安全です。崩落もここまでは来ません」
ユウリが静かに言葉を添える。
「……皆さん、本当に無事でよかった」
「はい」
レイも強く頷く。
ディランは私をそっと降ろし、
まだ少し震える手で支えてくれた。
「ティアナ、大丈夫か?」
「うん……ありがとう。
ディランが抱えてくれたおかげで助かったよ」
「そ、そう言われると……悪くないな」
ディランが微笑む。
すかさずレオが叫ぶ。
「ほら出た! 逃走中もイチャイチャしてた2人!」
「それ言わなくていいから!」
テオが全力でツッコむ。
ルイが呆れたように肩をすくめた。
「まあまあ。
でも本当に……終わったのね」
レイが穏やかに微笑む。
「ええ。皆さんのおかげで」
風が静かに庭を撫で、
戦いの余韻を優しく包み込んだ。
最後の角を曲がった瞬間――
ぱあっと光が差し込んだ。
「これ……ここに繋がってたんだ!」
レオが目を丸くする。
私たちが飛び出したのは、
王城の裏庭――静かな緑が広がる庭園だった。
地上の空気が一気に肺へ流れ込み、
胸の奥がじんわりと温かくなる。
「外……だ」
ディランが息を吐く。
「助かった……!」
テオがその場に手をつく。
「まさか庭に出るとはね。
地下迷宮って、ほんと何でもありだわ」
ルイが裾を払ってため息をつく。
セナは周囲を確認しながら頷いた。
「安全です。崩落もここまでは来ません」
ユウリが静かに言葉を添える。
「……皆さん、本当に無事でよかった」
「はい」
レイも強く頷く。
ディランは私をそっと降ろし、
まだ少し震える手で支えてくれた。
「ティアナ、大丈夫か?」
「うん……ありがとう。
ディランが抱えてくれたおかげで助かったよ」
「そ、そう言われると……悪くないな」
ディランが微笑む。
すかさずレオが叫ぶ。
「ほら出た! 逃走中もイチャイチャしてた2人!」
「それ言わなくていいから!」
テオが全力でツッコむ。
ルイが呆れたように肩をすくめた。
「まあまあ。
でも本当に……終わったのね」
レイが穏やかに微笑む。
「ええ。皆さんのおかげで」
風が静かに庭を撫で、
戦いの余韻を優しく包み込んだ。