天才外科医からの求愛〜傷跡ごと甘く癒されて〜
急に現れた風見先生に
「キャー」
小声で喜んでいる先輩もいた。
ええっ。今まで風見先生が事務室なんか来たことあったっけ?
「はい。どうしたんですか?」
私が席を立ち、先生の近くに行くと
「光藤さん、休憩いつ?」
先生が真顔で聞いてくる。
「三十分後くらいです」
「わかった。じゃあ、俺、三十分後に休憩取るから。一緒にご飯食べないか?」
「えっ?」
一気に事務所の中がザワザワっと騒がしくなる。
<光藤さんと先生って付き合ってるの?>
<いつから?>
<あれ?光藤さんって彼氏いなかったっけ?>
みんなヒソヒソと小声で話しているつもりらしいが、私には聞こえてしまっている。
これってどうすればいいの?
断っても断らなくてもどの道、騒がれちゃう。普通に仕事してたかったのに。
「わかりました」
返事をすると
「じゃあ。二階のラウンジで待ってる」
風見先生は一言そう言って戻って行く。
はぁと息を吐き、自席へ戻ると
「光藤さん、風見先生と仲が良いの!?」
一斉に先輩たちが声をかけてきた。
「あっと。ええっと。知り合いなんです」
ちぐはぐな回答で誤魔化すことできるかな。
なんとか知り合いだと言い切り、風見先生との約束の時間にラウンジへ向かった。
風見先生は、すでに席へ座っている。
だけど、同じテーブルに座っている看護師さんがいるんだけど。私、行ってもいいのかな。
悩み止まっていると風見先生が私に気づいてくれたようで、手招きしてくれた。
「お疲れ様です」
私が声をかけながら、座ると
「お疲れ」
風見先生は普通に返事をしてくれたけれど、看護師さんに<この子誰?>みたいな目で見つめられた。
気まずい。どうしよう。
「宮下。ごめん。席、外して。俺、光藤さんと二人で話がしたいから」
あの、えっと。
この宮下さんって私と同じくらいかちょっと上の年齢に見えるけれど
「風見先生。こういう子がタイプだったんですね。失礼しました」
彼女はチラッと私を見て、席を立つ。
いいの?
なんか明らかに不機嫌だった気がするんだけど。
私がいなくなった方がいいんじゃないのかな。
「気にしないで。ご飯食べよう」
先生は、コンビニで売っているお弁当が昼食のようだ。こんな雰囲気でご飯なんかおいしく食べられるわけがない。それにフラれてからショックで食欲もない。
私は持参のお弁当を広げると
「自分で作ってるのか?」
先生が私のお弁当を見ている。
「そうです。そんなに見ないでください。質素すぎて恥ずかしいです」
こんな残り物を詰めたようなお弁当を風見先生に見られるとは思わなかった。自分だけのお弁当だし、彩だって最悪。見た目が悪い。
風見先生って、きっといつも美味しいもの食べていそうだから、こんなお弁当、引かれたんだろうな。
嫌だって言っているのに、風見先生は私のお弁当をジーと見ている。
「光藤さん。今度何か奢るから、卵焼き一つ食べたい」
「えっ?」
こんな普通の卵焼きを食べたいなんて言ってくれる人、いるんだ。
「キャー」
小声で喜んでいる先輩もいた。
ええっ。今まで風見先生が事務室なんか来たことあったっけ?
「はい。どうしたんですか?」
私が席を立ち、先生の近くに行くと
「光藤さん、休憩いつ?」
先生が真顔で聞いてくる。
「三十分後くらいです」
「わかった。じゃあ、俺、三十分後に休憩取るから。一緒にご飯食べないか?」
「えっ?」
一気に事務所の中がザワザワっと騒がしくなる。
<光藤さんと先生って付き合ってるの?>
<いつから?>
<あれ?光藤さんって彼氏いなかったっけ?>
みんなヒソヒソと小声で話しているつもりらしいが、私には聞こえてしまっている。
これってどうすればいいの?
断っても断らなくてもどの道、騒がれちゃう。普通に仕事してたかったのに。
「わかりました」
返事をすると
「じゃあ。二階のラウンジで待ってる」
風見先生は一言そう言って戻って行く。
はぁと息を吐き、自席へ戻ると
「光藤さん、風見先生と仲が良いの!?」
一斉に先輩たちが声をかけてきた。
「あっと。ええっと。知り合いなんです」
ちぐはぐな回答で誤魔化すことできるかな。
なんとか知り合いだと言い切り、風見先生との約束の時間にラウンジへ向かった。
風見先生は、すでに席へ座っている。
だけど、同じテーブルに座っている看護師さんがいるんだけど。私、行ってもいいのかな。
悩み止まっていると風見先生が私に気づいてくれたようで、手招きしてくれた。
「お疲れ様です」
私が声をかけながら、座ると
「お疲れ」
風見先生は普通に返事をしてくれたけれど、看護師さんに<この子誰?>みたいな目で見つめられた。
気まずい。どうしよう。
「宮下。ごめん。席、外して。俺、光藤さんと二人で話がしたいから」
あの、えっと。
この宮下さんって私と同じくらいかちょっと上の年齢に見えるけれど
「風見先生。こういう子がタイプだったんですね。失礼しました」
彼女はチラッと私を見て、席を立つ。
いいの?
なんか明らかに不機嫌だった気がするんだけど。
私がいなくなった方がいいんじゃないのかな。
「気にしないで。ご飯食べよう」
先生は、コンビニで売っているお弁当が昼食のようだ。こんな雰囲気でご飯なんかおいしく食べられるわけがない。それにフラれてからショックで食欲もない。
私は持参のお弁当を広げると
「自分で作ってるのか?」
先生が私のお弁当を見ている。
「そうです。そんなに見ないでください。質素すぎて恥ずかしいです」
こんな残り物を詰めたようなお弁当を風見先生に見られるとは思わなかった。自分だけのお弁当だし、彩だって最悪。見た目が悪い。
風見先生って、きっといつも美味しいもの食べていそうだから、こんなお弁当、引かれたんだろうな。
嫌だって言っているのに、風見先生は私のお弁当をジーと見ている。
「光藤さん。今度何か奢るから、卵焼き一つ食べたい」
「えっ?」
こんな普通の卵焼きを食べたいなんて言ってくれる人、いるんだ。