女神アフディーの初恋
七色の奇跡と青い鳥の正体
丘のその先。生い茂る草木をかき分ける二人の胸は、まだ見ぬ奇跡への期待に高鳴っていました。
息を潜め、身を低くし、そっと小枝の隙間から中を覗き込みます。
眩(まばゆ)い光が降り注ぐ丘の中心。
そこには、太陽の輝きをその身に宿したかのような、大きくて、恐ろしいほどに美しい鳥が羽を休めていました。
「ねえアロン……。あれが、不思議な鳥なの?」
アフディー様が、震える小声で尋ねました。
「ああ……。きっと、あれだよ。父さんが言っていたのは……」
二人はそれ以上、言葉を継ぐことができません。ただ、その神々しい姿に目を奪われるばかりでした。
すると横から、「情熱的な青い鳥」がこれまた小さな声で補足しました。
「……あれは、『孔雀(くじゃく)』という名の鳥ですな」
「「クジャク……?」」
「左様です。あれこそ孔雀で間違いありません。同じ鳥類である、この私「アオショウビン」が言うのですから、間違いありませんぞ」
その瞬間。アフディー様は、感動で潤んでいた瞳をスッと細め、隣の鳥を真顔で睨みつけました。
長年付き添わせてきた部下の正体が「アオショウビン」であったことを、彼女はこの時、初めて知ったのでした。
空の雲の切れ目から、日差しが森の葉を抜け、降り注ぎました。
沈黙していた「孔雀」は、その日差しを浴びるように、ゆっくりとその羽を扇のように広げました。
その羽は宝石を散りばめたようにキラキラと輝き、七色の虹をその場に描き出します。
二人は心を奪われ、アロンは「本当に七色だ……」と、夢を見るように呟きました。
息を潜め、身を低くし、そっと小枝の隙間から中を覗き込みます。
眩(まばゆ)い光が降り注ぐ丘の中心。
そこには、太陽の輝きをその身に宿したかのような、大きくて、恐ろしいほどに美しい鳥が羽を休めていました。
「ねえアロン……。あれが、不思議な鳥なの?」
アフディー様が、震える小声で尋ねました。
「ああ……。きっと、あれだよ。父さんが言っていたのは……」
二人はそれ以上、言葉を継ぐことができません。ただ、その神々しい姿に目を奪われるばかりでした。
すると横から、「情熱的な青い鳥」がこれまた小さな声で補足しました。
「……あれは、『孔雀(くじゃく)』という名の鳥ですな」
「「クジャク……?」」
「左様です。あれこそ孔雀で間違いありません。同じ鳥類である、この私「アオショウビン」が言うのですから、間違いありませんぞ」
その瞬間。アフディー様は、感動で潤んでいた瞳をスッと細め、隣の鳥を真顔で睨みつけました。
長年付き添わせてきた部下の正体が「アオショウビン」であったことを、彼女はこの時、初めて知ったのでした。
空の雲の切れ目から、日差しが森の葉を抜け、降り注ぎました。
沈黙していた「孔雀」は、その日差しを浴びるように、ゆっくりとその羽を扇のように広げました。
その羽は宝石を散りばめたようにキラキラと輝き、七色の虹をその場に描き出します。
二人は心を奪われ、アロンは「本当に七色だ……」と、夢を見るように呟きました。