女神アフディーの初恋
「ああッ、アフディー様! 私を人間界に呼んでいただけるとは、人生最高なる幸せにございます!」
歯の浮くようなお世辞を並べ立てるのは、同色のハットを被った「情熱的な青い鳥」
そして、呼び名だけはやたらと不気味な「さよならを告げるカタツムリ」見た目はどこからどう見ても、ただのカタツムリです。
蝶の舞う、穏やかな陽だまり。アロンは呆然と彼らを見渡しました。
うさぎは遠くの一点を見つめたまま、機械のように菜の花を食べ続けています。
青い鳥はこれ見よがしに羽を広げ、「私が貴方の盾となり、お守りし続けましょう!」と止まる気配もなく喋り倒しています。
そして、一見普通のカタツムリ。
「……いや、待てよ。きっとこいつには、何か恐ろしい秘められた力があるはずだ」
アロンは期待を捨てきれず、生唾を飲み込んでじっと見つめました。
その瞬間。空からすごい勢いでトンビが急降下。驚く様な早いスピードで「さよならを告げるカタツムリ」を咥え飛び去ってきます。それを見上げるアフディーと少年。
空の彼方では太陽の光に反射したカタツムリが、一点の光を放つと、消えて行きました。
沈黙が訪れ、草原を吹き抜ける風の音だけが、虚しく響いています。
少年はつぶやきました。
「サヨナラを告げるって、このことか?」
歯の浮くようなお世辞を並べ立てるのは、同色のハットを被った「情熱的な青い鳥」
そして、呼び名だけはやたらと不気味な「さよならを告げるカタツムリ」見た目はどこからどう見ても、ただのカタツムリです。
蝶の舞う、穏やかな陽だまり。アロンは呆然と彼らを見渡しました。
うさぎは遠くの一点を見つめたまま、機械のように菜の花を食べ続けています。
青い鳥はこれ見よがしに羽を広げ、「私が貴方の盾となり、お守りし続けましょう!」と止まる気配もなく喋り倒しています。
そして、一見普通のカタツムリ。
「……いや、待てよ。きっとこいつには、何か恐ろしい秘められた力があるはずだ」
アロンは期待を捨てきれず、生唾を飲み込んでじっと見つめました。
その瞬間。空からすごい勢いでトンビが急降下。驚く様な早いスピードで「さよならを告げるカタツムリ」を咥え飛び去ってきます。それを見上げるアフディーと少年。
空の彼方では太陽の光に反射したカタツムリが、一点の光を放つと、消えて行きました。
沈黙が訪れ、草原を吹き抜ける風の音だけが、虚しく響いています。
少年はつぶやきました。
「サヨナラを告げるって、このことか?」