精神障がい、性的違和の知暖が学んだ「真実の愛」と「人生の正解」を目指す道
患部をハンカチで押さえ、パジャマから服に着替え、タクシーに乗り、外科を予約し、外科医院へ向かった。当時は泣き止まず、年相応の状態ではなかったため、外科医に発達障がいを疑われた。自分は認めた。この怪我に、母が「私がやりました」と医者に言った。

診察室の診察台で治療ができるそうだが、あまりにも泣き声がうるさく、2階へ行って、手術室で治療を受けた。傷口に局部麻酔の針が刺さった瞬間、僕は「死んだふり」をした。母はその時のことを「麻酔を打った途端に静かになった」と、まるで魔法でもかかったかのように語る。器具とタコ糸のような糸を使って、3針縫った。

傷口を絆創膏のような物で覆い、治療は完了。痛み止めと血液を作る薬が処方された。医院を出た母は泣いていた。自分もそれを見て泣いた。学校の先生と自分も電話をし、状況を説明した。1年8組のクラスメイトに休んだ理由を理解してもらおうとした。
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