精神障がい、性的違和の知暖が学んだ「真実の愛」と「人生の正解」を目指す道
特に覚えているのは、季節すら認識していなかったこと。毎朝、たんすの前で、祖母に「あつい? さむい?」と訊き、着る服を選んでいた。それ以前に、暑さも寒さも自分で体感できなかったのか。特に子どもはわかりにくいのかもしれない。

祖母が「寒い」と言った日だろうか、長袖の服を着て出かけた。しかし、おもては暑く、自分でも苦しさを感じた記憶がある。夏だったのかもしれない。自分は雪国出身なので、冬の記憶もある。肌に刻まれた寒さの記憶はない。冬はソリに乗って、祖母と近くのスーパーまで行ったことがある。
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