精神障がい、性的違和の知暖が学んだ「真実の愛」と「人生の正解」を目指す道
先輩とは多分、両片思いだったと思う。友達以上恋人未満とは言えないが、やたらと目が合ったし、資料を渡すときにも、普通は手元を見て受け取るはずだが、私の目を見て受け取った。席がたくさん空いているのに、わざわざ隣の席に座ることがあった。両思いを確信し、先輩が卒業する前に告白することにした。

ラブレターを書き、担任に渡してもらった。しかし、自分のしたことで、告白の返事を出しづらくなってしまったかもしれない。視聴覚室で素行の悪い生徒たちと集まっているとき、先輩の眼の前で、好きな人だと話してしまった。その人の前で体重を言えと言われたが、当時の自分は言えなかった。初代恋人には平気で体重の数値を教えていたのに。自分に「恥じらいの意識」ができたのかもしれない。

告白の返事はメールで返信するように手紙に書いたが、いつまでも返事が来ないので、追加の手紙を自分で渡した。「内緒で付き合う」と書いても、ずっと返事は来なかった。卒業シーズンに、私がインフルエンザA型に感染してしまい、卒業式でお別れすることができなかった。担任に連絡をすると「インフルエンザの人は学校に来てはいけません。でも、知暖の分も卒業生を見送ります」と返事が来て、相当悔しい思いをした。先生がメールで言っていた通り、自分の分まで卒業生を祝って送り出してくれることだけを希望にインフルエンザを治した。
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