精神障がい、性的違和の知暖が学んだ「真実の愛」と「人生の正解」を目指す道
学校行事といえば、やはり夏の遠足が楽しかった。1年生の時は「魚釣りと自炊」という計画で、何を食べるかクラスメイトと話し合っていた。しかし、遠足の日が来る前に私は閉鎖病棟に入院することになり、その間に秋の文化祭も終わってしまっていた。

​2年生の時に、ようやく遠足に参加することができた。行き先は水族館。バスの車内で、前から気になっていた女子生徒の隣の席に座ったことをきっかけに友達になった。

イルカショーは、発達障がいを研究しているという男子生徒と一緒に鑑賞した。イルカが豪快に跳ね、飛んできた水が口に入ったのも良い思い出だ。館内ではいろんな海洋生物を眺めて回った。

当時担任だった法連(ほうれん)先生と一緒に昼食を摂りたいと思い、事前に連絡を入れてみたのだが、教師側は見回りがあるため一緒には食べられないと言われてしまった。結局、水族館内の食堂でサケとイクラのどんぶりを食べた。
お土産屋さんは、この日友達になった女子生徒と一緒に見た。彼女はバスの中でも話していた通り、犬派でも猫派でもないというくらい生き物があまり好きではないらしく、タコのぬいぐるみを「気持ち悪い」と言って顔をしかめていた。
< 374 / 383 >

この作品をシェア

pagetop