忘れないまま恋をした


でも、颯斗はいつも通りだった。

問題の解き方を教えてくれて、
たまにお菓子を投げて、

「ほら休憩」

そう言って笑う。

前より少しだけ大人っぽくなった颯斗。

でも、こうしている時間は昔と変わらない。

気づけば、二人で過ごす時間はまた増えていた。

距離も、少しずつ戻っていった。
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