忘れないまま恋をした
「でもさ」

直哉が言った。

「たまに」

少しだけ、

弱い声。

「たまにでいいから」

顔を上げる。

目が合う。

「俺のこと、

一番にしてほしい」

胸が、痛い。

言葉にならない。

こんな顔、

初めて見た。
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