忘れないまま恋をした
「違う」

直哉が言う。

「謝る話じゃない」

でも私は首を振る。

「直哉」

声が震える。

「私、

まだ颯斗を忘れない」

「うん」

「多分、一生」

「知ってる」

でも、

私は続けた。

「でも」

息を吸う。

怖い。
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