忘れないまま恋をした
「もっと早く誰かと結婚してたかもしれないのに」

「普通の恋愛して」

「普通の人生」

涙が止まらない。

「私、

ずっと待たせてばっかりで」

沈黙。

直哉は少し困った顔をして笑った。

「それ」

肩をすくめる。

「俺が勝手にやってたこと」

柚は顔を上げる。

直哉は続けた。

少し笑う。

「全部俺が選んだ」
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